20代女性
【主訴】
顔面神経麻痺(ベル麻痺)
【問診】
数日前から左目の瞬きがしにくくなり、次第に目が閉じ難くなる。
特に治療をする事もなく、症状は酷くなる一方。
何か治療法はないかと以前通院していた国立おざわに相談頂き
【視診・触診】
疼痛(-)疱疹(-)味覚異常(-)聴覚過敏(+)自分の声が耳
表情の左右非対称は見られなかったが左目は閉眼不能。
自律神経と関係のある頚部では筋緊張が強く、頭半棘筋・胸鎖乳
【治療】
うつ伏せで首の治療を行った後、仰向けになり顔面部の治療を行う事にした。
頚部
僧帽筋・頭半棘筋・胸鎖乳突筋・大後頭直筋
顔面
︎前頭筋・側頭筋・眼輪筋・口輪筋・口唇挙筋・
第1回
顔面の動きに変化は見られず。
治療後は首回りがスッキリし上半身の軽さを感じる。
第2回
顔面部に血液が巡っている感覚あり。しかし表情筋の変化はなし。
第3回
健側と比べると閉眼は弱いが同タイミングで瞬きができるようにな
口角にも動きが見られ、以前より食事が摂りやすくなる。
第4回
就寝時に目が閉じられるようになり目が渇くことも無くなった。
聴覚過敏も以前より気にならないとのこと。
第5回
顔面部の強張り、麻痺は消失し聴覚過敏も治まりました。
顔面部の治療は終了した。
頚部環境の悪化による一つの症状が、今回の顔面神経麻痺に繋がった自覚が強く、現在も定期的に診療を続けている。
【顔面神経麻痺と鍼治療(P・S急増しているラムゼイハント症候群)】
顔面神経麻痺ではある日突然「目が閉じられない」「
80%は「ベル麻痺」
残りの20%はウイルスが原因によるハント症候群や外傷後の麻痺
いずれも表情筋TPに対して的確な刺激量で治療を行い、
P・S
頻回にわたるワクチン接種の影響で免疫力が低下し、帯状疱疹が爆増しました。(現在も増えている)それに伴い帯状疱疹後の症状として『ラムゼイハント症候群』という帯状疱疹ウイルスによる顔面神経麻痺があります。これが非常に、治りが悪い。
帯状疱疹後の神経痛は非常に辛く、特に顔面部(中には目にも痛みが残るケースもあります)それだけで日常生活が辛いです。
人間の『免疫』というのはワクチン打ったらOK!…という単純なものではなく、ウイルスは他にも沢山あるため、他の疾患にり患しやすくなる可能性さえあります。
全体的な免疫バランスを考えた時に、逆に免疫力が落ちている…という結果にも繋がります。知り合いの医師も、この数年は癌・リウマチ(特に多いらしい)・自己免疫疾患・心疾患などが増えていると言っていました。
自律神経と免疫の正しい知識と効果的な治療への認知が大切です。