【鍼灸症例】背中の痛みと胃の重たさ | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

 

20代女性

【主訴】

急な背中の痛み

しつこい胃の重ダルさ

 

 

【問診】


1週間前、子供を抱き抱えたとき背中に激痛が走る。

身体を回そうとすると痛みが強くなる。整体でマッサージを受けたが余計に痛い。


背中の下の方(胸腰椎移行部)が痛い。時間の経過と共に、直後に比べると痛みは半分くらいには落ち着いてきた。


しかしそれ以降は変化が全くない。痺れはない。腰を痛めることはあったが、背中の痛みは今回が初めて。


昔から姿勢も悪いことに加え、6ヶ月の子供がいるので身体には負担がかかっていた自覚はある。

背中の痛みに伴い、胃のだるさが出始める。最近は胃が悪いから背中が痛いのか、背中が痛いから胃が悪いのか…がわからない。



消化器内科に行って薬を処方されたが改善は無い。どうしたらよいかわからない。


当院患者さんの友人からの紹介で来院されました。

 

 


【視診・触診】


Th10〜Th12付近に背中に響く認知覚が診られる。

その部位を圧迫すると胃に響く感覚もある。

頚椎〜腰椎にかけて生理的弯曲が消失している。

 

 

【治療】


胸腰椎移行部の認知覚が診られたポイントの治療に加え、姿勢改善を目的に腰〜殿部、股関節の治療を行いました。

 

 

 

 

1回目:10→8。多少動きは良くなるがまだ痛い。胃も変わらず。

 

3回目:8→4。日常生活動作ではあまり痛くなくなる。重たい荷物を持った時にはまだ少し痛む。ここにきて胃の不快感は消失

 

5回目:4→0。背中の痛みも胃の重ダルさも消失

 

現在は子育ての合間を見つけて当日連絡にて治療メンテナンスを継続中である。

 

 

 

【胸部多裂筋TPと胃の症状】


胸部多裂筋にTPの症状として背部痛、逆流性食道炎、血圧異常、呼吸器系症状、胃痛など様々なものがあります。


動作時痛を伴う急性症状だけではなく、内臓器系の症状にも深く関与しているので注意が必要です。


これらの多くは病院に行っても原因不明、そして対処療法での経過観察が主となってしまう現状。


深部の多裂筋トリガーポイントは内臓疾患と深く関係している為、西洋医学的に薬を服用してもなかなか改善しないような、頑固な内臓の症状には非常に有効です。

 

今回の症例は背中の急性症状と共に発生した胃の症状とのことでしたので、多裂筋TPの活性化の症状と言えます。

 

マッサージでは届かないポイントへのアプローチを求めている方、そして西洋医学的に原因不明なご症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

 

 


【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛



国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 

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