【主訴】
高校生の治らない腰痛
【問診】
5日前の起床時から急に痛み。
前日まで何とも無かった。
今までで怪我などもしたことがなく腰痛も無縁。腰を曲げた時や自分で押した時、座ろうと腰を屈めると痛む。
部活は体が温まれば問題なくこなせるが、
それまでは痛くて仕方がない
肩こりや頭痛も普段からある
頭痛は週に一回薬を飲むほどで昔からの症状
両親から見ても肩こりは酷いと思うとのこと
大会も近い為、それまでには何とか気にせず走れるようになりたい。
【視診・触診】
脊柱起立筋を始め腰部多裂筋の過緊張が診られる
中臀筋、腰部多裂筋に認知覚アリ
押圧による痺れはない
骨盤の可動域が低下している様子
【治療】
鍼治療は初めてということでしたが筋肉もしっかりしているため寸
首にも数本使用し頭痛の治療も並行して行いました。
治療筋…脊柱起立筋、腰部多裂筋、中殿筋、小殿筋、僧帽筋、
1回目…10→5。日常は少し良くなったが部活中はまだ痛む
2回目…5→0。とても良い感じ!部活中も大丈夫。 頭痛も薬を飲まず過ごせている。
3回目…無事に大会も出られ良い成績が取れた♪
腰痛の治療は3回で終了。
元の肩こりからくる頭痛も2回の治療にて改善。
【まとめ】
今回の患者さんは高校に入学したばかりで部活の練習量が中学生の時
中高生の体はホルモンバランスも安定しておらず体格にも変化があ
安定しない中で部活動の練習量も増え自身が思っているよりも負担
子供の場合自分の体の変化や疲労具合には鈍く症状が出ないと気付
近年では中高生の間でも鍼治療を受けるお子さんが増えております
部活動での体のケアのみならず自律神経の乱れによる症状にも治療
是非ご相談くださいませ。