【鍼灸症例】我慢強い人だからこそ、ドカンと襲う自律神経失調症 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F



40代男性

【主訴】

自律神経失調症

 

【問診】


 1週間程前から仕事中に急に発症

 

動悸、緊張感、息苦しさ、不眠、食欲低下がある

 

思い至る節は無く気持ちの問題かと思い色々と工夫しているが改善しない。

 

仕事は関係ないと思うが仕事中にドキドキが酷くなる

 

体の悪さは長年の立ち仕事から自覚しておりセルフケアは入念にしている


整体や整骨院などは行かない

 

元々健康面での不安はあり、数ヶ月前に頭部がピクピク痙攣し出し治らなことがあり脳神経外科を受診するが異常なし


様子を見ていたら自然と治った

 

しかし、それ以来特に再発することもなく自律神経症状も発症していなかった為今回は初めての症状で驚いている

 

体のケアが足りなかったのかもとは思う

メンタルも強い方ではない

 

心療内科には一度行ったがそれきりである

薬はあまり好きでない

 

仕事も休みをもらっており早く治さねばとご来院

 

 

 

 

 

【視診・触診】


目に力を感じず、肩も下がっている

頸部全体の顕著な浮腫みあり

触察にて筋肉同士の境目が触知不能

交感神経緊張による発汗や皮膚表面の冷えあり

 

 

【治療】


浮腫みがあまりにも酷い為最初のうちは浮腫みを取る様治療をし、徐々に浮腫みが軽減してきた所で自然と響きも感じるようになった為しっかりと響くよう進めていきました

 

使用鍼…寸6–2番、寸6–3番

 

治療筋…僧帽筋、頭半棘筋、頭半棘筋停止部、胸鎖乳突筋、後頭下筋群、胸部多裂筋

 



 

1回目…治療当日凄く良く眠れた。症状に大きな変化はないが眠れた事で少し気持ちが前向きになった

 

2回目…徐々に体が軽くなってきて睡眠も食事もしっかり取れるようになる

 

3回目…動悸や息苦しさが軽減。週に1回程発症するがそれ以外は平気

 

4〜7回目…日常ではほとんど問題なく過ごせており、外出もちょくちょくしようと前向きになれている

 

8〜10回目…状態は日々波があるが仕事にも少しずつ出る事ができており、治療開始前よりも仕事中の動悸の頻度や程度が明らかに改善してい

 

現在も定期的に治療を継続しており心身のバランスを見ながら徐々に仕事へ復帰。 

 

治療開始前よりも目に生気を感じ顔色も良く笑顔が見られるようになりました。



 

【まとめ】


自身では気づくことができない所で心身共にストレスが蓄積され続け、不定愁訴を発症し始めた時には既に自律神経が乱れた状態にありま

 


「セルフケアもしてるし大丈夫」

と思っていても防ぎきれない部分が今回の活性化の原因になったと考えられます

 


日常的にストレスを受け続けるとそのストレスを受けている時が通常の状態であると脳が勝手に誤認し始めストレスへの対抗力が弱まってしまいます。

 

更にその状態が続くとON/OFFの切り替えが上手く調節できなくなり体を休めることができなくなってしまう事で自律神経系が乱れ始め様々な症状を発症します。


 

今回の患者様の頭部の痙攣は一つのサインであり、治ったわけではなく「おさまった状態」です。

 

 

鍼の刺激(ズーンとした響きは)副交感神経を強制的に優位にし体を休ませるよう促します


 

休まらない状態(交感神経緊張)が脳に癖付いた様に、副交感神経優位を癖付けていく事で本来の自律神経系の働きを取り戻します

 

 

自律神経を治す薬はありません。しかし治す技術はございます。



ご相談ください。




【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】 

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