40代男性
【主訴】
自律神経失調症
【問診】
1週間程前から仕事中に急に発症
動悸、緊張感、息苦しさ、不眠、食欲低下がある
思い至る節は無く気持ちの問題かと思い色々と工夫しているが改善
仕事は関係ないと思うが仕事中にドキドキが酷くなる
体の悪さは長年の立ち仕事から自覚しておりセルフケアは入念にし
整体や整骨院などは行かない
元々健康面での不安はあり、
様子を見ていたら自然と治った
しかし、
体のケアが足りなかったのかもとは思う
メンタルも強い方ではない
心療内科には一度行ったがそれきりである
薬はあまり好きでない
仕事も休みをもらっており早く治さねばとご来院
【視診・触診】
目に力を感じず、肩も下がっている
頸部全体の顕著な浮腫みあり
触察にて筋肉同士の境目が触知不能
交感神経緊張による発汗や皮膚表面の冷えあり
【治療】
浮腫みがあまりにも酷い為最初のうちは浮腫みを取る様治療をし、
使用鍼…寸6–2番、寸6–3番
治療筋…僧帽筋、頭半棘筋、頭半棘筋停止部、胸鎖乳突筋、
1回目…治療当日凄く良く眠れた。
2回目…
3回目…動悸や息苦しさが軽減。
4〜7回目…日常ではほとんど問題なく過ごせており、
8〜10回目…
現在も定期的に治療を継続しており心身のバランスを見ながら徐々
治療開始前よりも目に生気を感じ顔色も良く笑顔が見られるように
【まとめ】
自身では気づくことができない所で心身共にストレスが蓄積され続
「セルフケアもしてるし大丈夫」
と思っていても防ぎきれない部分が今回の活性化の原因になったと
日常的にストレスを受け続けるとそのストレスを受けている時が通
更にその状態が続くとON/
今回の患者様の頭部の痙攣は一つのサインであり、
鍼の刺激(ズーンとした響きは)
休まらない状態(交感神経緊張)が脳に癖付いた様に、
自律神経を治す薬はありません。しかし治す技術はございます。