【鍼灸症例】3回目・4回目のワクチン接種後からの体調不良 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

 

60代女性

【主訴】

3回目・4回目のワクチン接種後の体調不良

 

 

 

 

【問診】

1年半ほど、首の凝り感・耳閉塞感・鼻詰まり・目の奥の重たさ・喉のつまり感が続いている。

 

 

3回目のワクチン接種を行ってから症状が悪化。

 

そのまま精神的にも辛くなり食事も取れなくなる程の気怠さの毎日。

 

 

家族がコロナを過剰に心配していた事もあり、本人がその様な状態でも4回目のワクチン接種を勧められる。

 

 

4回目接種後から今までの症状が更に悪化。睡眠もほとんど取れない状態になる。

 

 

睡眠薬を飲んでも眠れない。患者さんかかりつけの精神科の院長が、ちょうど私の友人だった事もあり、紹介にて治療することとなりました。

 

 

 

 

 

 

【視診・触診】

問診時も大分憔悴しきった様子。

頚部や背部の浮腫が強い。

 

 

 

 

 

【治療計画】

頚部環境悪化による自律神経症状と判断。

 

表層の筋から少しずつ深部のトリガーポイント処理を行い、交感神経緊張に傾いている体質そのものを改善する事とした。

 

 

 

 

 

 

 

【治療】

頚部:後頭骨付着部の筋肉のトリガーポイント処理を中心とした。①頭半棘筋②頭板状筋③胸鎖乳突筋

 

 

 

 

 

 

【治療結果】

初回治療時は初めての鍼治療だったせいかダルさが2日ほど続く。しかし悪い感じではない。少し眠れた。

 

 

2回目から5回目の治療では、睡眠の改善が認められる。

 

 

 

 

 

 

10回目の治療時には以前の身体の状態に戻ったかのように調子が良くなる。

 

 

体調が悪くて産まれたばかりのお孫さんにも会うことができなかったが、やっと会う事が出来た。

現在は本人の希望もあり、10日に一回ほどのペースにて継続治療を行なっている。

 

 

 

 

【ワクチン接種後からの体調不良】

 

開業して17年目になります。

 

臨床現場にいるからこその違和感を感じているのですが、原因不明の症状が増えている実感があります。

 

 

急な癌・体温調節機能の異常・眼底出血など、目の症状・全身の痒み・蕁麻疹、そして今回のケースの様な自律神経機能の異常による不定愁訴の悪化など。確定要素はありませんが、気がつく人も少なくないのではないかと思います。

 

 

いわゆるワクチン後遺症・コロナ後遺症と呼ばれる患者さんが初診でご来院するケースがまだ続いており、今回のケースはたまたま私の友人の精神科医が自身の体調不良が鍼治療により改善した体感を患者さんにお話ししてくれたようで、紹介となりました。

 

私と同年代の医師仲間も増え、鍼治療に理解がある若手(年齢的には若くないけど...)...による美容ではなく治療分野での医鍼連携のしーんが増えてきました。

 

 

 

日本にとっても良い事だと思います。

 

 

ワクチン後遺症やコロナ後遺症によるブレインフォグや慢性疲労、不定愁訴の悪化は、症例数も多くなり鍼治療が効果的と言えるようになりました。

 

 

ご存知の通りコロナも相変わらずの感染者数という事もあり、後遺症もこれから増えるのではないかと予測しています。

 

 

トリガーポイント治療は免疫力活性にも効果が認められています。

 

 

交感神経緊張による身体の環境は、免疫力低下に繋がります。

 

 

トリガーポイント治療により副交感神経を亢進させる強い身体作りが大事です。

 

 

ご相談下さいませ。