【鍼灸症例】10代女性、授業中や静かな所などの日常に気をつかう。過敏性腸症候群(IBS) | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F




10代女性

【主訴】

過敏性腸症候群(IBS




【問診】


中学3年生の時にお腹にガスが溜まりやすいのが気になり、過敏性腸症候群(IBS)と診断される。


授業中や静かな場所など、後に人がいるような環境は辛い。


4年ほどこの症状に悩んでいる。薬は飲んでいるが効果はない。



処方されていた薬は止めて、現在はサプリを飲んでいるが、これも効かない。


他の消化器症状は特にない。現在は大学生。




【視診・触診】


ストレートネック。頚部浮腫(+)・皮脂(+)




【治療方針】


頚部のコリ感などの自覚は無い事から、無自覚な潜在性トリガーポイントが多数存在する事による浮腫環境から起こり得る一連の自律神経症状と判断。



体質が交感神経緊張に傾き、副交感神経機能の不調から起こる消化器機能の低下と判断した。



頚部環境を改善させ、副交感神経機能亢進目的にて体質改善を目指す事とした。




【治療】


霞鍼(かすみばり)という細い鍼を使い、頚部の骨格筋に形成されたトリガーポイントを探しながら細かく刺鍼する事とした。







【治療結果】


3回目の治療後からお腹にガスが溜まるという症状が消失。



この数年で最も気にせずに日常生活を送れている。


現在は、本人も頚部環境に気が付きにくい為、定期的に週一度の治療を送っている。


以来症状は出現していない。




【過敏性腸症候群(IBS)という症状の治し方】



今、若い患者さんで過敏性腸症候群(IBS)と診断される方が増えています。



この疾患で大切なのは対症療法ではなく『なぜ?この様な症状が出て、薬を飲んでも治らないのか?いったい原因は何なのか?』を考えねばなりません。



若い方も日頃の勉強に加えスマホを触ったり、頚部環境が相当悪化しています。



更に若い方の頚部浮腫の環境はそこまで到達するまでに無自覚な事が多く、まさか自分の首の環境が自律神経に影響し、腸の動きにまで関わっているとは気が付きにくいものです。



頚部に潜在的にトリガーポイントが形成されると周囲にコラーゲン組織がまとわりつき、浮腫という環境になります。



首の筋肉は11筋が細かく、折り重なり付着しています。折り重なる部位は筋摩擦が起こり、トリガーを形成しやすくなります。



頭は6キロもあり、それを支える首は日々負担となっています。日々の負担があるからこそ気が付きにくいのかもしれません。



今回のケースでは頚部環境の悪化が原因による過敏性腸症候群という症状でした。


他にも頚部浮腫の環境は自律神経をジワジワ蝕み、その人の弱い所に症状として現れます。



学生さんのIBSは日常生活としても気になります。気になる事によりまた、それが悪循環も生み出します。



親御さんはもちろん、クラスの仲間でその様な症状に苦しんでいる方がおりましたら相談して下さい。なんとかします。



【株式会社 one page】

🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

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