50代 女性
【主訴】
朝、仕事へ向かおうと駅の階段を降りた時、突然左のハムストリング内側から膝後面にかけて激痛→そのまま整形外科へ。
そこで『半腱半膜様筋の炎症』と診断される。
医者からは湿布、痛み止めを処方され安静にするようにと言われる。
元々当院の患者でありその日の当日に相談がありご来院されました。
歩行もままならず患側の足を引きずっている状態。
【視診・触診】
うつ伏せにて状態をチェックしたところ明らかに半腱様筋の筋腱移行部から停止部である脛骨内側にかけて視診でわかる程に筋緊張がみられ、腱が浮き上がっている状態。
また膝関節の屈曲時の痛みが強い。
半腱様筋の走行に沿って、特に遠位になるにつれ顕著な圧痛がある。
熱感はさほど強くない。
↑↑↑ 治療ポイント
【治療】
今回は半腱様筋にできたトリガーポイントが原因の痛みと判断し治療開始。
1回目
治療中から認知覚(患者様ご自身が悪いのはそこだ!という感覚)...が出ている。
術後、ペインスケール10→7
2回目
早期改善目的の為、連日ご来院頂きました。
前回後、痛みは7→4~5 歩行スピードも前日よりは早くなっている。
3回目
5→3
4回目
ほぼ症状なし。
3回目あたりから歩行もスムーズにできるようになり、ご家族からも回復が早かったので驚かれたそうです。
仕事が忙しく中々休めない状況だったので連日仕事終わりに来院→早期に痛みが消失しました。
お話を伺うと3~4ヶ月前から今回痛めた左膝に違和感はあったそうでしたが、そのうち治るだろうと放っていたら急に今回のような症状が出てきたとのことでした。
考察
今回の患者さんの場合、元々慢性的に腰痛があり以前から腰から臀部にかけての調子は今ひとつでした。恐らくそれにより、歩行時に股関節の動きが悪く負担がかかっていたものと思われます。
その結果、下肢への負担が大きくなったことにより出た症状だと思われます。
痛みが徐々に低下してきた際に、これらの説明をしたところ、患者様ご自身でも上記のような自覚があり、根本的に治したいとの事で現在も定期的にメンテナンスを含め治療を継続しています。
痛みの除去だけでなくその後の生活の質をより上げられるようしっかりケアできればと思っております。
ぜひご相談ください。
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