症例報告 〜両方の前十字靭帯断裂後の下肢の痺れ及び股関節痛〜 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F


50代男性


<主訴>


2018年2月から股関節の痛みが取れない。

右股関節・鼠径部の痛みが強く、体重かけると痛む。寝たり座っているのは痛みの再現はない。


歩いたりすると痛みが出る。

整形外科に通院し、お薬での治療を行う。3ヶ月ほど痛み止めや湿布などを使うも症状の改善は診られなかった。


その後は知人の紹介にて整体に通った。全体的にはよくなっているが根本的な痛みが取れない。


数ヶ月後に痛みのレベルが少し下がるが、そのかわり痺れが出る様になる。


右の指先が痺れる。感覚がない様な感じ。


MRIは取っていない。レントゲンだけ。筋萎縮などは感じない。


痺れが出てから心配になり整形外科を再受診。そこでは坐骨神経痛と診断されている。


過去にウィンタースポーツで両方の膝の前十字靭帯の手術を経緯がある。



<視診・触診>


視診の時点で腰椎の前弯・殿筋の緊張・ハムスト・下腿筋の緊張が診られました。


触診では前脛骨筋を圧迫すると指の感覚の無い部分が温かくなる様な感覚が出る。その他股関節部及びハムストリングスは緊張が強すぎる為、前揉は行わずに初めから鍼を打ちつつ調べながら治療を行いました。



<治療>



股関節部の痛みは大殿筋・中殿筋・大腿筋膜張筋への刺鍼を行いました。


痺れに対しては前脛骨筋への刺鍼を行いました。


他、ハムストリングスなどの治療も同時進行。


両方の前十字靭帯損傷による膝の動揺性を補う為、股関節部や大腿部・下腿部の筋力が発達していました。トレーニングなども行なっている方の為、過度の使用によるトリガーポイント形成からトリガーポイント活性に繋がった症状であると判断し治療を行いました。



<治療>


鍼を少し多めに使用させて頂き各筋への鍼治療を行いました。


1回〜3回目

10の症状が半分程度になるまで週に2回ご来院頂きました。

筋緊張は続くが痛みは軽減・痺れは3回目の治療時には消失しておりました。


4回目〜6回目

この時期から治療を週一度の治療に変更。

痛みはほぼ消失。週の終わり頃になると痛みの症状が出てくる。


7回目〜10回目

トレーニングを再開。痛みも出なくなる。時々違和感はあるが大丈夫。


現在もメンテナンスで継続治療中。



<まとめ>


両方の前十字靭帯損傷をカバーする為補ってきた他の部位のトリガーポイントによる症状でした。


人の体はやはり繋がっており、股関節が悪くなると膝も状態が悪くなります。逆に膝が悪くなると股関節に症状が出てきたりもします。


上半身でも肩甲骨の左右差があったりすると背部痛が出てきたり、背部にトリガーポイントを形成すると痛みや痺れ以外にも呼吸器症状や消化器症状。治らない咳喘息や逆流性食道炎・食欲不振・胃痛などなど様々な症状が出現してきます。


バランス、大事でございます。



【株式会社 one page】 

国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)

院長・代表取締役 小沢 国寛

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