今日は腰から足にかけての痺れの症例を書きます。
30代女性
<主訴>
腰部の痛み及び臀部、下腿の痺れ。
体幹の前屈が出来ない。動作を行うとしびれ症状が出る。
股関節の伸展で少ししびれ症状が出るが、体幹の前屈ほどではない。
靴下が履けない。
<触診>
腰椎の後弯が認められ、仙腸関節部に圧痛が見られた。(多裂筋の部分も)
<腰椎の後弯>
腰椎は自然な場合、少し前弯しています。これは二足歩行を始めた人類の進化ですが、中には日常生活の中で骨格が変形し、腰椎が前弯していたり、後弯していたりします。
腰椎が前弯している場合はいわゆる出っ尻体型になります。前腕が強度になるとドナルドダックの様な歩き方になります。
腰椎が後弯している場合は猫背になりやすく、かつ骨盤も開きやすい傾向があります。
<治療>
腰部多裂筋及び仙腸関節
初めは靴下を履く動作にて痛み&痺れが出るという事だったので腸腰筋を疑ったが、腰椎が後湾しているケースでは多裂筋や仙腸関節部から痛み&痺れが出る事があります。
<ペインスケール>
1回目:10→2
2回目:2→0
<まとめ>
ただの腰痛でも100人いたら100通りの骨格があります。
トリガーポイント療法は筋・収縮痛でトリガーポイント内在筋を診断しますが、他にも骨格を見るだけでトリガーポイント内在筋をより可能性高く発見することが出来ます。
腰椎でも前弯しているか後弯しているかで、より発見率が上がります。
人によって診断の仕方は違いますが、僕の場合は接骨の国家資格も勉強してきたので骨格を見ながら治療の中心である鍼治療を施術してきます。
国立おざわ鍼灸・整骨院
㈱one page
PS
当院に一年間勤めました阿部綾子先生(旧姓 大久保)が4月末で結婚退職致します。

短い間でしたがありがとうございます(^^)/

