息子の連絡帳より | ニッポンをバージョンアップする方法

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こんにちは、尾崎です(^^)
バイオミメティック経済論、教育論、テレビの内容などの話題を書きたいと思います。

PCで文章を書くようになって、長文を紙に書くことができなくなりました。
ですから、手書きの必要がある場合、エディタで文章を書いてから、それを紙に書くという無駄な作業をすることになります。

4月から小学1年生になる息子の連絡帳に書いた内容から、子育の参考になりそうなものが残っていましたので、ブログのネタとして掲載したいと思います。
たま~に、学校の先生に私の教育方針を知ってもらうことを兼ねて、こうした長文を連絡帳に書くことがあります。
幼稚園、保育園の先生にそれを押しつけることはありませんが、先生方の参考になればと思うからです。

参観日での出来事や感想を書いた連絡帳からの転載です。
参観日では、お家の人と一緒に新聞紙を使って、洋服を作って、ファッションショーをしようという内容でした。


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参観日はご苦労様でした。
新聞での服作りですが、テープが思わぬ所に張り付いて、せっかくできかけていた服をくしゃくしゃにしてしまいました。
家でもうまくできないと悔し涙を流すことがありますが、その時も悔しくて泣いてしまいました。
以前は物にあたることもありましたが、今は人にあたることもなく、物にあたることもなく、ひとりで泣いています。
ただ、失敗した折り紙や漢字を書いた紙をくしゃくしゃにしたり、鉛筆で上からぐちゃぐちゃにしたりすることは今でもあります。
悔し涙を流すこともいい人生経験だと思いますし、泣いたら周りが解決してくれるということを学んでほしくないので、家では感情がおさまるまでそっとしておくことが多いです。
それに、成長するにつれて、そういうことも自然となくなってくると思うので、そういった成長とともに自然にできるようになることに関しては特には心配はせず、おおらかな気持ちで接しています。

自分がくしゃくしゃにした結末を自分で体験することもいい経験だと思って見守っていましたが、順番を後回しにしてくれた先生の心遣いや、急いで素敵な服を作ってくれた近くのお母さん方のおかげで、半泣きながら、みんなに発表することができました。
失敗から学ぶことも貴重な体験ですが、今回のように、人から助けてもらう経験はそれに勝るとも劣らぬ貴重な経験です。
そこからいろんなことを感じ、学び、成長するのだと思います。
ですから、先生の行為もお母さん方の行為もとてもありがたく感じました。
桃太郎の布絵芝居が終わる頃には、何事もなかったかのように、友だちとはしゃいでいました。

教室に帰った後、「服を作ってくれたお母さんにお礼を言いに行く?」と尋ねると、「行く」と言いました。
「ひとりで行ける? それともお父さんと一緒に行く?」と尋ねると、「ひとりで行く」とお礼を言いに行っていました。
少しずつ成長している息子の姿やお友だちの様子を見ることができ、いい参観日となりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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以上がその内容ですが、少し補足をしていおきます。

成長とともに自然にできるようになることに関しては放っておく」ことで、
親の負担を減らすことができます。

泣いたら周りが解決してくれるということを学んでほしくない」です。
泣くのは構いません。
「男の子だから泣くな」とも言いません。
ただ、泣くこと、怒ること、怒鳴ることで人を自分の思い通りに動かそうとする人にはなってもらいたくありません。
冷静に、言葉にして、自分の考えや望みを伝えることができる人になってもらいたいと思っています。
子供の頃は特に、経験から、周囲の態度から、言葉から、自分の性格を創りあげていく時期です。
人は経験から多くのことを学びますから、不適切なインプットの可能性がある経験は可能な限り排除したいと思います。

「以前は物にあたることもありましたが、今は人にあたることもなく、物にあたることもなく」
見方を変えて、子供の良い点に注目しましょう。
「腹が立った時に物にあたる」というのも、考えてみれば、人にはあたらないという適切な行動と見ることもできます。
物にあたる場合でも、壊れる物にあたるのと、枕やクッションにあたるのでは後者の方が適切です。


このブログの読者は知的な人が多いようですので、知的な子育てを目指すのもいいかもしれません。
それは自己の向上にもつながります。