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今日は、母のデイサービスがお休み。終日、母の部屋で過ごしています。この機会に、近況報告の第２弾。
母は４月２５日で９０歳。アルツハイマーで、７，８年前からデイサービスを利用していますが、ここのところ毎年のように入院するようになっています。胆石で黄疸になり、胆のう摘出。脳こうそくー中程度の脳こうそくでしたが、麻痺は残りませんでした。そのかわり、認知に係る部位だったようで、認知症の症状がずいぶん進んでしまいました。一昨年冬には腸閉塞かと思ったら、結局は胃がんが見つかりました。
そして昨年秋には、ある日、起きたら右ひざ骨折。とても在宅で介護できなくなり、老健施設に入所しました。リハビリで歩けるようになることを期待していましたが、都合半年余りの入所中、結局歩けるようにはなりませんでした。でも、骨そのものはくっついたので、ものにつかまって短時間立てるようにはなったので、４月２４日、９０歳の誕生日の前日に退所しました。
２４日は退所祝いと９０歳の誕生会を兼ねて行いました。近所に住んでいる私の娘は仕事で参加できず、２７日にもう一度、娘も参加してお祝いしました。
母は大好きなお寿司とケーキを２度も食べられて幸せです。本人も「幸せだわ～」と言っていました。
現在、母は月曜から金曜までは朝８時半ごろから夕方５時前ごろまで、土曜は朝１０時ごろから夕方４時過ぎまで、送迎付きでデイサービスを利用しています。介護ベッドと車いす、介護テーブルも利用すると、要介護４でも、利用限度を場合によってはオーバーしてしまいます。
このままでは、議会活動に支障をきたす恐れがあるので、朝は９時でもいいので夕方の帰宅時間を５時半ごろにしていただけるようお願いしているところです。ダメなら介護ヘルパーをお願いするなどしないと在宅での介護ができないことになってしまいかねません。
でも、要介護４のサービスをいっぱいまで利用しているので、介護保険の制度内ではヘルパーをお願いすることはできません。
政府も、そして東大和市も、介護保険制度によって必要なサービスは提供されているとしています。しかし、私の母のケースひとつ見ても、必要なサービスを受けることはできていないというのが実態です。
母は、認知症で歩けないという自覚がないので、老健施設でも目を離したすきに歩こうとして転倒したことがあります。一人にできないのです。このことを考慮すれば、介護保険制度そのものに問題があるのか、それとも要介護４という認定に問題があるのかということです（ちなみに、最近までは要介護３でしたが、最近の状態の変化を踏まえて見直してもらった結果が要介護４なのです）。
母の介護は、私の配偶者とあたっています。北多摩１区都政相談室長として都政への挑戦を続けながら、母の介護も一生懸命やってくれています。共働きで、社会活動を続けながら、介護を続けている方はたくさんいると思います。また、介護のために仕事を辞め、貯金を取り崩しながら介護しているというお話もうかがいます。私も短期間ですが、介護の業界で働いた経験があり、一人ひとりの介護者が孤独で切り離され、逆に体も生活も破綻してしまうという事例も見てきました。
施設にカネをかけずに、「施設から在宅へ」などというスローガンを掲げながら、在宅で介護する条件も改悪されているというのが現状です。わたしも、介護者の一人として、安心して介護できる社会をつくるために、頑張りたいと、痛切に思います。
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