文書質問③ 豊洲市場の空気測定でベンゼンが検出されたことについて | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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都議会第3回定例会の文書質問に対する答弁が届きました。質問と答弁を掲載します。

 

写真は2018年2月 豊洲市場

 

 三、 豊洲市場の空気測定でベンゼンが検出されたことについて

 9 月27日に発表された豊洲市場の「豊洲市場における空気調査及び地下水質測定結果」では、空気調査でこれまでと比べて高い濃度のベンゼンが検出されました。

 ところが、「豊洲市場における地下水等管理に関する協議会」の学識経験者は 、「建物1 階、屋外及び地下ピット内のいずれの空気についても、前回調査結果(7月4日公表)と同様に、科学的な視点から安全に確保された状態にあると考える」と述べました。

 そこで、いくつか質問します。

 

質問1

  「豊洲市場における地下水等管理に関する協議会」の、この間の開催状況について、伺います。

回 答

 豊洲市場における地下水等管理に関する協議会(以下「協議会」とい う 。)は、平成 31年2月 16日、令和元年 11月 30日、令和4年1月 20日に開 催しました。また、令和3年1月22日から2月4日まで書面により開催しました。

 

質問2

 今回、8月の調査結果について、「協議会」での議論はいつ行うのですか。

回 答

 協議会には、前回から次回までの間に公表した環境調査の結果を報告しています。 令和4年8月の調査結果については、次回開催する協議会で報告する予定です。

 

質問3

 ベンゼンの大気環境基準は、「1年平均値が 0.003mg/㎥ 以下であること」と説明しています。このことを基に昨年9月から今年8月までの1年間の平均値を示して「安全」と説明しましたが、今回、8月の調査でこれまでと比べて高い濃度のベンゼンが検出されたことをもっと重く受け止めるべきですが、いかがですか。

 また、今回の結果について、「原因は特定できない」と述べていますが、都民の不安が解消されるよう、その原因について明らかにし、対策を早急に行うべきですが、いかがですか。

回 答

 協議会の専門家は、空気調査結果については、「科学的な視点から安全は確保された 状態にあると考えられる」、地下水質調査結果については、「全体的に見れば、大きく汚染状況が変化した傾向は確認できない」と評価しており、今後とも空気・地下水質調査を継続するとともに、これまでの調査によって蓄積した数値をもとに、区部の大気測定局など他の箇所に おけるベンゼン濃度との関連性を分析し、正確な情報をわかりやすく公表していくことで、豊洲市場を安全・安心な市場として運営していきます。

 

質問4

 小池知事は2018年7月 31日、地下水の安全は放棄し空気中は安全だとして、「安全、 安心な市場として開場する条件を整えることができた」と安全宣言しました。今回の空気測定の結果は、この小池知事の安全宣 言から見てもあってはならないことだと思いますが、都の認識を伺います。

回 答

 豊洲市場では、開場に当たり様々な対策を講じており、平成30年7月以降、豊洲市場の安全を確認するために毎月実施している空気調査の数値は、すべて大気環境基準等に適合しています。

 今後とも空気・地下水質調査を継続するとともに、正確な情報をわかりやすく公表していくことで、豊洲市場を安全・安心な市場として運営して いきます。