文書質問②臨海副都心の総括もなく、バラ色に描く再開発「東京ベイeSGプロジェクトについて」 | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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2022年第2回都議会定例会に行った文書質問の答弁がきましたので紹介します。

 

2022年第2回都議会定例会・文書質問②

東京ベイeSGプロジェクトについて

 

 日本共産党都議団は、この間の臨海開発の総括もなく、東京五輪終了後、臨海副都心の 50年 、100年先をバラ色に描く再開発に厳しく批判しました。

 政策企画局の今年度予算には、東京ベイ eSGプロジェクトに4億円が計 上されています。 都議会開会日(6月1日)の小池知事所信表明では、「最先端の都市モデルを誕生させる『東京ベイeSGプロジェクト』は、この夏、新たな一歩を踏み出します。広大な中央防波堤エリアを最新テクノロジーの実装フィールドとして開放し、様々な都市課題の解決に繋 げ ていきま す」と述べました。

 そこで、今年度、どのような取り組みを行うのか、いくつか質問します。

 

質問1、

政策企画局の東京ベイeSGプロジェクトの4億円の予算の内訳について伺います。 今年度の具体的な取り組みについて伺います。

回答

令和4年度は、先行プロジェクトの事業者公募・選定、事業者の事業実 施に向けたインフラ整備を行います。また、官民連携の促進に向け、庁外にプロジェクトの推進拠点設置等を行います。令和4 年度予算は、これらの事業実施のために用いるものです。

 

 

質問2、

「先行プロジェクト」に着手するとありますが 、「先行プロジェクト」はどこで決めたのですか。また、プロジェクトの体制はどうなっていま すか。

回答

庁内関係局から成る社会の構造改革の実装に向けたタスクフォースで検 討の上、決定しました。また、先行プロジェクトは政策企画局が中心となり、関係局と連携しながら実施します。

 

 

質問3、

先行プロジェクトは 、公募テーマを「A :次世代モビリティ」「B :最先端再生可能エネ ルギー」「C :環境改善・資源循環」の3テーマとしましたが、3テーマに決めた経過、議論はどのように行われたのですか。

回答

先行プロジェクトのテーマは、令和3年度策定した「東京ベイeSGプロジェクト( Version1.0)」で示した将来像の実現に向け、庁内関係局から成るタスクフォースで検討の上、決定しました。

 

 

質問4、

「世代モビリティ」「最先端再生可能エネルギー」「環境改善・資源循環」の3つのテーマにつき、2件程度、合計6件程度のプロジェクト を採択する予定だということですが、最終的な採択件数については、事業プロモーターが調整することが4月に出された実施方針に記載されています。事業プロモーターは、どんな人が担うのですか。また、どのように決められたのか、伺います。また、今回の補正予算で増額する理由 について伺います。

回答

専門的見地に基づいて、事業の公募や進捗管理を行い、事業効果を最大 限発揮するために プロモーター方式を採用しており、 事業プロモーターは、 最先端再生可能エネルギーや次世代モビリティなど、幅広い技術分野を総 合的に取りまとめるとともに、これら最先端テクノロジーの実装まで支援できる事業者を想定しています。また、事業プロモーターは、 総合評価方式での指名競争入札により決定 しております。 補正予算での増額は、今般のウクライナ情勢を契機としたエネルギー危機に対応する観点から、最先端再生可能エネルギーについて拡充を行うために行います。

 

 

質問5,

「採択事業者は、事業プロモーター等と調整の上、本プロジェクトの実施期間において当該エリアを無償で使用することができます」とあるが、無償にする根拠について伺います。ま た 、「プロジェクトの実施は、最長3年(2025年3月末まで)を予定しています」とあるが、実施期間や無償にすることなどについては、どこで決めたのですか。

回答

宮官民が協働して社会構造改革に取り組む観点から、先行プロジェクトの 実施期間や進め方は、庁内関係局から成る社会の構造改革の実装に向けた タスクフォースで検討の上、実施方針を決定しました。

 

 

質問6、

「東京ベイeSGまちづくり戦略」では、空飛ぶ車を描き、現在車道になっているところを 人歩く歩道と描く一方で、「第二湾岸道路」を描いています。「第二湾岸道路」について、国 土交通省や関係する千葉県などとの話し合いなどは行っているのですか。

回答

第二東京湾岸道路は、三環状道路などと一体的な道路ネットワークを形成し、都県間の広域的な交流・連携を促進するとともに、湾岸エリアの交通混雑を緩和する路線であり、「東京 ベイ eSGまちづくり戦略」にも位置付けています。 都としては、国への提案要求や九都県市首脳会議の要望などを通じて、 本路線の計画の具体化などについて、国に働きかけています。

 

 

質問7,

宮坂副知事は、3月26日から4月3日まで UAE(アラブ首長国連邦) に出張しましたが、出張の目的、経費、視察などの具体的な行動と場 所・日程はどうなっていましたか。また、同行者はどこの部署の方で何 人でしたか。

回答

UAE(アラブ首長国連邦)への出張は、海と緑の環境に調和したサス テナブルな次世代都市の実現に向けて、海外都市の先進事例や「2020年ドバイ国際博覧会」などの視察及び現地担当者との意見交換を行うことを目的に実施しました。出張に係る総経費は、約 4,720千円です。随行した職員は5名で、都市整備局からまちづくり調整担当部長をはじめ3名が、 政策企画局から2名の職員が出張しました。日程は、令和4年3月26日 に出発し、同月27日から同月 30日にドバイ首 長国、同月31日にアブダビ首長国、同年4月1日にシャルジャ首長国を視 察し同月3日 に帰国しました。

 

質問8,

今回の宮坂副知事の出張に係る「報告書」などは、どうなっていますか。

回答

都市整備局及び政策企画局の両局で出張復命書を作成し、視察内容や成果を報告しています。

 

 

質問9、

宮坂副知事の海外出張で、「東京ベイeSGプロジェクト」にかかわるも のはありますか。今後に生かすべき成果などについて、伺います。

回答

東京ベイeSGプロジェクトは 、「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市の実現に向けて、ベイエリアから世界最先端の取組を展開・実装する ことを目指しています。 今回の出張では、デジタルと先端技術の実装などの先進事例を 調査する とともに、UAE政府AI担当大臣や現地担当者と意見交換などを行いました。こうした調査結果を、東京ベイeSGプロジェクトが目指す持続可能 な都市づくりに活かしていきます。

 

 

質問10、

小池都知事の所信表明で「様々な都市課題の解決に繋げていきます」と述べていますが、都市課題とは具体的にどのようなことですか

回答

ゼロエミッションの実現や、水と緑溢れる都市づくりなどといった課題の解決に繋げていきます。