神宮外苑再開発の問題点明らかに「田村淳の訊きたい放題」で都議会5会派討論 | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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TYOKYO MXテレビ「田村淳の訊きたい放題」は土曜日の午後5時から6時の放送です。8月27日は、都議会主要5会派都議の討論会が行われました。テーマは「問われる東京の街づくりー神宮外苑再整備問題」でした。日本共産党都議団からは、私・尾崎あや子が出演しました。

 

【番組で使われたパネル】

 

 

〇番組の「センターパネル」の内容は、日本共産党都議団の情報公開請求と議会での論戦で明らかになったものがほとんどです。

 日本共産党都議団は、情報公開請求で明らかになったことを、今年の4月26日に記者会見しています。⇒日本共産党都議団のホームページに掲載されています。

 

*1時間の番組では、話したい内容のほんの1部しか発言できませんでした。

私が発言した内容、話したかったけれども時間がなく発言できなかった部分も含めて、神宮外苑の再開発の問題についてホームページに掲載します。

 

 

<神宮外苑再開の問題点について日本共産党都議団の情報開示で明らかに>

〇2012年当時、最初に森喜朗氏に示した計画の原案には「サブトラック」があり、野球場は4本の銀杏並木からかなり離れたところにあったが、2014年の再整備のイメージ図には「サブトラック」はなくなっています。そして、商業ビルが入り、野球場は4本の銀杏並みに接近をしていることが明らかになりました。⇒商業ビルを優先されたことが明らかに! サブトラックをなくしたことで、選手ファ―ストでないことがハッキリした!

 

 

〇2012年5月15日に、(当時)佐藤副知事ら都の幹部職員が、森喜朗元首相に新神宮外苑再開発の計画案を説明した時、森氏は「佐藤さん、すばらしい案じゃないか」「あと、15年は長生きしないと」と大喜びした記録が、日本共産党都議団の情報公開請求で明らかになりました。⇒森元首相が一貫して深く関与していた!

 

〇容積率の移転を実現できる「再開発等促進区を定める地区計画」という都市計画の手法です。従来は臨海部や工場跡地などでしか使われなかった手法ですが、それを「都市計画公園」という将来公園として整備する目的で土地を使ったもの。石川先生は「都市計画公園3.4ha削減の代償措置がない。都市計画始まって以来の不祥事」と語っています。

 

<“樹木の伐採は見直して!”の住民の声の広がり>

〇「樹木の伐採には反対」の住民の声が広がり、ネット署名は8万人を超えました。高校生も宣伝や署名行動に取り組むなど、大きな世論をつくり東京環境影響評価審議会を動かしていると思います。

 

〇樹木の伐採については、住民説明会で明らかにされず、新宿区の都市計画審議会のメンバーである石川幹子さんが1本1本調査し伐採される樹木の模型を作って明らかになりました。

 

<専門家の調査・意見>

〇石川先生は8月15日の記者会見で「銀杏並木は左右対称だから美しい景観」をつくっている。野球場が近づいてくれば、左右対称にはならなくなる。

 

〇石川先生は8月15日に記者会見で、新宿御苑の実例を示し、トンネルから15m離れると順調に生育、40年経て示された事実の証明。成功例であること。

 

〇銀杏並みを守るというのであれば、野球場はもっとセットバックが必要です。

 

 

<異例の東京都環境影響評価審議会>

〇東京都環境影響評価審議会では、専門家から事業者に対し「水分量も含めた土壌調査が必要」「風の調査がされていない」「騒音の調査も不十分」「移植も不可能」など厳しい意見がだされ、事業者に「着工前に再度、審議会が意見する機会をつくることになった異例の審議会となりました。

 

〇当初の伐採計画について、事業者の見直しを8月14日に開催された環境影響評価審議会に提出。当初の計画で伐採としていた樹木のうち415本の見直しを行い、311本は「工事期間中に枯れる可能性があるため伐採を保留とする」、19本は「ラグビー場へ続く銀杏並木、移植検討として計上することに」、85本は「樹木医の診断に基づき移植判断をゆるめるなどして移植へ」とすることになりました。しかし、専門家からは「伐採数の削減はごまかし」「事業者は計画の修正案を出したができるかどうかわからない」と厳しい意見が多数。

 

 

<白塗りになっている情報開示などの問題点>

〇都の問題点は、情報公開がきちんと行われないということです。神宮外苑再開発について、日本共産党都議団は情報公開請求を求めてきましたが、最初に出された書類には黒塗りが多く、その後、議会での質疑を踏まえ出された書類は黒塗りが一部剥がれたものもありますが、それでも、今度は白塗り(非開示)になっているという状況です。

 

〇明治神宮の経営が大変だと言われていますが、経営状況については明らかにされていません。

*今後、事業者が行う調査や審議会での質疑など大変重要になります。日本共産党都議団は、引き続き、住民の声を大事に神宮外苑再開について見直しを求めて頑張ります。