横田基地におけるオスプレイ訓練の危険な実態を示して質問。知事は「オスプレイについては、周辺住民の皆様が不安を感じていることは、承知している」と述べ、「「国や米軍に対して、要請に真摯に対応するよう求める」「都民の生命、安全、安心を守る立場から、必要なことを申し入れしていく」と答弁。また、日米地位協定に基づく日米合同委員会の合意で、米軍関係者の自動車税が通常の4分の1程度に優遇されている問題を指摘し、これによる税収の影響額を示すよう求め、特例税率が適用される車両が約4600台で、影響額は約1億4千万円と推計されることが明らかにされました。また、この優遇税制の是正を国に要請しており、今後も要請を行っていくと表明されました。
横田基地について質問します。
17、横田基地について
Q1 CV22オスプレイが、10月に正式配備されました。私は現地調査を行いましたが、横田基地の様相は一変しています。
オスプレイは、8月から土日をふくめ連日のように、基地のフェンス際で断続的に、何時間もホバリングを繰り返す訓練を行いました。吹き降ろしの強風で枝や葉、小石までフェンス越しに飛んできたそうです。基地内とはいえ、住宅からわずか2~30メートル先で騒音と振動を発し、家の壁に亀裂が入り、会話も成立しないほどだったとの証言もありました。
知事は6月、周辺市町とともに、「基地全体の離着陸回数は基地周辺住民への影響をふまえできるだけ増加させないこと」、「基地周辺住民の不安を取り除くため、安全対策や騒音の軽減等をふくめ必要な取り組みを」求めていますが、このような訓練の実態をご存知ですか。
オスプレイの訓練は、知事の要請に反しているのではありませんか。知事の認識を伺います。
Q2 訓練の日時、回数、飛行高度・経路、訓練場所、騒音などについて詳細な調査を行い、事実を明らかにすべきです。いかがですか。
Q3 日本の主権を大きく制約する不平等な日米地位協定について、全国知事会が全会一致であげた抜本見直しを求める提言に基づき、知事は今後どのように行動するのですか。
Q4 米軍関係者が所有する車両への自動車税は、通常の4分の1ていどに優遇されています。これを廃止した場合、都はいくらの増収になりますか。
このような特権的な優遇措置は廃止するよう、政府と米軍に求めるべきです。いかがですか。
Q5 都民の安全を守るため、オスプレイの撤去はもちろん、横田基地の整理・縮小・返還を強力に推進することを求めるものです。知事の答弁を求めます。
最後に、国が都の税収の新たな収奪をねらっている問題です。