2月21日から3月29日まで開催された第1回定例会の報告ができました。
今回は、2018年度予算を決める大事な議会でした。日本共産党都議団は毎年、不要・不急の大型開発はやめて都民の暮らし応援の都政実現のため、予算の組み替えを提案してきています。今年は、一般会計だけでなく、豊洲市場への移転を前提にした中央卸売市場会計の修正案も提案しました。残念ながら組み替え・修正案に対しては、日本共産党以外の会派が反対し否決されてしまいました。
代表質問や一般質問では、高齢者福祉や待機児童解消などで前進の他に、豊洲市場建設について環境アセス条例違反であることを小池知事は認めました。また、多摩地域の医療の格差について、知事は「多摩地域における周産期医療体制の充実をはかる」と答弁したことは重要です。
日本共産党都議団の独自の調査で日本体育協会の本部がある岸記念体育会館の移転・建て替えをめぐり、森元首相などの政治家が関与していたことを明らかにしました。この問題は、引き続き、明らかにしていく決意です。
豊洲市場への移転についても、市場関係者・労働者との合意はされておらず、地下水の調査は3か月ごとに公表されていますが、安全と言える状況ではありません。築地市場の解体については、日本共産党都議団は反対しましたが日本共産党以外の賛成で可決してしまいました。あきらめず、最後まで移転反対で頑張ります。