専門家会議は平田座長の「無害化することは約束できない」の発言に傍聴者が怒り、会議は閉会に | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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5月18日、豊洲市場問題での専門家会議が開催されました。今日の専門家会議は、これまでの議論・検証をふまえ、今後の安全対策を提案することになっていました。しかし、傍聴していた市場関係者や都民のみなさんから「都が議会で約束した無害化できる対策なのか」と質問が出されると、平田座長は「すべて環境基準にすることを目標にするものではない。どう管理するか、その対策だ」と答えると、怒りの声が次々と出され、「今までの合意が崩れている。やり直しをしてほしい」「専門家会議は、このまま続けてはだめだ。流会にすべきだ」と厳しい意見が出されました。

 

専門家会議は、今後の対策を提案する前に「本日は、いったん停止する。長い休憩に入る」として途中で閉会しました。

 

日本共産党都議団は、第9回専門家会議について下記のコメントを発表しました。 

 

〈第9回専門家会議について〉

  本日開催された専門家会議は、当初予定されていた今後の対応策を提案できない結果となりました。
 東京都は、これまで豊洲新市場予定地の土壌汚染対策として、2010年都議会第1回定例会で「無害化された安全な状態での開場」などとした付帯決議、その内容として市場長が、操業由来の汚染をすべて除去、浄化し、土壌も地下水も環境基準以下にすることなどを、都民、都議会に約束してきました。
 しかし、専門家会議は、この付帯決議や市場長答弁を無視して、土壌も地下水も環境基準以下にするという約束を放棄した対策をすすめるという提案をする予定でした。
 ところが、本日の会議で、市場業者の皆さんを中心にした都民のみなさんが、市場当局、専門家会議のやり方を許さず、都民、業者との約束を守るよう求め続けました。こうした道理ある声があいつぐ中で、本日の専門家会議では、当初予定されていた今後の対応策を提案できない事態になったものです。本日の結果は、市場当局と専門家会議の土壌汚染も地下水汚染も環境基準以下にしないという対応が大きな矛盾に直面したものです。
 わが党は、50年、100年の事業である食の安全・安心を守るためにも、豊洲新市場の移転はきっぱり中止し、築地再整備に踏み出すことを強く求めるものです。