都の専門回会議は開かれ、地下水モニタリングの再調査の結果、暫定値とした9回目モニタリングの結果を確定値とすることを発表しました。
再調査でも9回目のモニタリングと同様の結果になったことが報告され、今後も調査を続けていくことが示されました。
日本共産党都議団は、専門家会議の報告、豊洲新市場予定地の地下水の再調査結果について、談話を発表しましたので、掲載します。
〈談話〉
1.本日、豊洲新市場予定地の地下水モニタリングの再調査結果が公表されました。29地点で再調査を行った結果、ベンゼンが最大で環境基準の100倍、ヒ素が同3.6倍、検出されないことが環境基準であるシアンが18地点で検出されました。
9回目の地下水モニタリング調査に続く今回の再調査結果は、豊洲新市場予定地に高濃度の土壌汚染が残されている実態を示しており、有害物質の除去は困難であることを示すものです。何よりも安全・安心を確保すべき市場を深刻な土壌汚染地に移転する計画の破たんは明白です。
東京ガス豊洲工場跡地への移転を強引に進めてきた石原慎太郎元知事らはもとより、一緒に推進してきた自民党、公明党などの責任も厳しく問われます。
2.わが党は小池知事が築地市場の豊洲移転の中止を決断するとともに、この間長く放置されてきた築地市場の老朽化対策などに緊急に取り組むことを強く望むものです。
同時に日本共産党都議団は、東京ガス豊洲工場跡地への移転に一貫して反対してきた党として豊洲移転をめぐる闇をただすためひきつづき全力をつくす決意です。