都議会の自民党・民主党・維新の党が今月下旬に、それぞれ海外視察を計画していることが明らかになりました。
計画所では、自民党は7人で22日から29日まで、「長期的視察で解決すべき諸課題」調査の名目でオーストラリア・ニュージーランドを訪問します。
民主党の2人と維新の党1人の合同調査団で26日から11月4日まで、エネルギー・医療・福祉・都市基盤整備などの調査の名目で、デンマーク・イタリア・フィンランドを視察します。
2001年以降2015年までの都議会の海外視察は27回。自民・公明・民主・維新の党が参加しています。2013年6月の都議選以降だけでも6回。議員1人あたりの経費の最高は、民主党のブラジル・コロンビア・ドイツ調査の325万円。次いで、同じ民主党でアメリカ・イギリス調査の317万円です。
都議会の規定では、調査団の交通費やホテル代、現地ガイド・通訳などの費用のほか、日当も支払われます。旅客機はビジネスクラスが慣行となっています。
日本共産党都議団は、1993年以降、海外視察には参加していません。税金を使って実施する意義や効果を吟味する必要があるとして、各会派に中止し、再検討することを呼びかけています。