3日、北関東防衛局から、東富士演習場(静岡県)での訓練にともない、米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが米軍横田基地に飛来するという情報提供があり、翌日、横田基地にオスプレイが飛来しました。この日の夕方以降、横田基地を離陸したオスプレイは、夜間訓練を実施しています。
そこで、日本共産党都議団は5日、MV22オスプレイの横田基地への飛来について国および米軍に抗議するよう、都に要望しました。
オスプレイの横田基地飛来は、米国によるCV22オスプレイの配備計画の正式通報(5月11日)、ハワイでのMV22オスプレイ着陸失敗事故以来、初めてです。
そもそもCV22オスプレイの配備計画については、2013年7月30日に横田基地周辺の5市1町が検討撤回を国に申し入れていたものです。この申し入れをかえりみず、日米政府が配備計画を発表したことに対し、周辺自治体や地域の住民から驚きと怒りの声が出され、安全性をはじめ説明を求める声が広がっています。
ハワイでの着陸失敗事故については、原因も明らかにされていません。沖縄県の翁長県知事は、原因が究明されるまで県内でのオスプレイ飛行停止を求めています。
このような状況下で、一方的に横田基地にオスプレイが飛来したこと、さらには夜間訓練のような危険な訓練をおこなったことは、都民の生命、安全と住環境を守るという点でも、地方自治体の意思を尊重するという点でも、断じて許されません。