「守ろう!築地市場 パレード実行委員会」主催のシンポジウムが開催されました。テーマは「どうなる築地市場 みんなで大激論」。雪の影響で電車も遅れや本数が少ないなかで、98人が参加しました。
新豊洲市場の本体建設工事3件の再入札を行い、13日に鹿島建設、清水建設、大成建設の大手ゼネコン3社がそれぞれ筆頭企業になっている各建設郷土王企業体(JV)が落札。3件の合計は1034億400万円。平均落札率(予定価格に対する落札額の比率)は予定価格の99.87%と異常な高率でした。
新市場の事業費は3926億円から約5500億円に急増していることが「しんぶん赤旗」の調査で明らかになっています。
シンポジウムに先立ち、広島大学名誉教授で農業・農協問題研究所理事長の三国英実さんが「規制緩和がもたらした流通破壊」と題して記念講演を行いました。「豊洲移転に反対し、築地市場を守ることは、日本の誇るべき経済民主主義的な制度としての卸売市場制度を守ることである」と強調し、「豊洲市場でやろうとしていることは産地からの転送・荷捌き・加工であり、市場の良さ(卸売の原則・出荷者を差別しない。販売先を差別しない)がなくなることだと提起しました。
シンポジウムでは、日本消費者連盟共同代表運営委員・山浦康明さん、元日弁連会長・宇都宮健児さん、農民連常任委員・斉藤敏之さん、東商連副会長・上原譲さん、東京中央市場労組委員長・羽根川信さんがパネリストで、それぞれの立場で築地市場の役割や土壌汚染されている豊洲新市場の問題点などについて発言がありました。
私も、紹介していただき会場から発言させていただきました。