八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -70ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

音大を卒業する前後の頃、家族と離れ一人暮らしをしていたので経済的には大変でした。

私の両親、特に母は教育に関しては男女平等ですが、経済支援は家を継ぐものにしかしない・・・という考えで、在学中から授業料は出してくれましたが、仕送りは後継ぎの弟だけでした。
とはいえ決して安くはない授業料を出してくれてそれだけでも感謝ですネ。

貧乏学生といえば家庭教師、またはアルバイトですが・・・困ったことに音大生はアルバイトをする時間はないのです。
日中はとにかく練習。当時は1日8時間ほどはピアノに向かう日々でした。
合間にピアノを教えますが、ピアノのレッスンは原則マンツーマンで、大したお金になりません。
おまけに住居はピアノが弾けないと困る、しかも夜は禁止・・・等々

その頃先輩の紹介で、ホテルやレストランで演奏する仕事を頂きました。実際仕事を希望した方は多かったのですが・・・
「正当なクラシックが弾ける人に限る」という条件で、人数が絞られました。

音楽事務所の社長さんは、若い人が生活の為の仕事に追われない様、質の良い仕事で援助する・・・という方針でした。
良い仕事に何年も恵まれ、優秀なヴァイオリンの方、ピアノの方とも出会うことができました。

音楽が本当にお好きで、チャイコフスキー、ラヴェル、リスト・・・様々なお話をして下さいました。
演奏にはとても厳しく、容赦ない批判もありました。

やがてその方も仕事を退かれ、私達もそれぞれの道を歩む様になりました。
でも年に1、2回、皆で飲みに行ったり、時々ぷらっと電話があって、集まってお話を伺ったり・・・
仲間と細く長いお付き合いを続けておりました。

ある日仲間と「又飲み会しようか・・・」という話になりました。
が、ご自宅も携帯も連絡が取れなくなってしまい、社長さん抜きのさみしい集まりになりました。
皆の所に一人ずつ電話があったのは、一ヶ月半を過ぎたころでした。

黄疸が出たので検査をしたら手遅れで、手術ができず一時帰宅をしているとの事でした。
「余命あまりなく悪化したら再入院するので、もうお会いできないが頑張って下さい・・・」
お見舞いに行かせてほしいとお願いしましたが、弱った姿は誰にも見せない・・・と教えてくれませんでした。

数ケ月が過ぎ、友人がおそるおそる電話をしたら一切解約されていた・・・と教えてくれました。
まだ若かったので突然の「死」という形でのお別れに、正直戸惑ってしまいました。

それからもうすぐ8年になります。
私達は時々会いますが、皆がお互いが出会えて何とか続けていられるのも、その方のお陰です。
卒業して生活の為の仕事に追われ、やがてはそちらが軌道にのり音楽から離れる人も多いのです。

大きな支援をして頂いた恩人でした。ありがとうございました。
大変申し訳ありませんでした。ずっと全然記事が書けなくなり困ってしまいました。
書いていると突然固まってしまい、保存もできず没になった記事は10以上・・・
PCを変えてからなので、何かの設定なのでしょうが、・・・
又、突然のサロン演奏会のご依頼を頂き、てんやわんやでして。
2週間後にショパンだけで1時間半・・・・丁度ラヴェルに取り組んでいて、ショパンがおろそかになっていたところです。

何とかサロン演奏会が終わりました。とりあえず夫のPCを占領してます。
申し訳ありませんでした。

昨日はシニアの生徒さんのレッスン日でした。とても楽しいです。
 ちょっと名語録を・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
70代初心者の男性。私のピアノが弾きにくいと、よくこぼします。

譜面台が高くて見にくい・・・・・・・・(あの~暗譜でしたよね・・・?)
音が重くて出にくい!・・・・・・・・・(これ軽いですよ。下までちゃんと押さえましょう
「もうちょっとしっかり弾いてみましょう」・・・・・・壊しちゃ悪いと思って(壊れませんっ!

左手を広げ足りなくていつも音をはずします。
これうちの鍵盤より広いからさ~・・・・・同じですっ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
60代経験者の女性。とても熱心に練習してくださいます。

でもレッスンって緊張するのでしょうね。ちょっと難しいパッセージが撃沈

「あ~・・・私、家ではちゃんと弾けてたんです・・・す、すみません
「いいですよ。慌てないでゆっくり弾いてみましょう」
「あ~・・・でも、もう一回速くやってみます。先生の前だと緊張しちゃう
再三申し上げますが、私は業界一優しい先生です

「3回くらい弾いたら1回は弾けてたのに 」・・・・・それ、弾けてたとは言いません

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
70代初心者の女性。ご自分で無理やり決めた曲に飽きてきた様です。
新しくショパンを弾こうと、あの手この手のアプローチ・・・

「先生、私やっぱりこの曲無理みたい・・・(しょげたふり・・・)」
「難しいですからね~。でもせっかく選んだから焦らないで頑張りましょう・・・(ちと意地悪)」

「先生ね~・・・私あまり長くないし、ショパンが弾きたいの、アレンジして~」・・・・(おっと~いきなりそうくるか~?)

実は以前アレンジしてあげたのですが、音が少なくてつまらないと却下されました。
ちなみに習い始めて月2回で3ケ月目・・・

「先生なら原曲そっくりにごまかして編曲してくれるんでしょう?」
・・・・無理だってばっ

「あまり長くない」・・・この方は大変アクティブな方ですが、この言葉を何かの要求の枕詞に使います。
そう仰ってる時、眼がとてもキラキラしていて可愛い表情です。・・・何か企んでるな~(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆さんこれからもピアノを楽しんで、私のお葬式で弾いて下さいね。
楽しいレッスンでした・・・ また次回が楽しみです。

とても悩んでしまっている生徒さんがいます。


さ~~、この方を、これからどうやって指導すれば良いのか・・・

よくある悩みですが、今回はかなり深刻です。


昔にかなり習っていたそうで,、楽譜もすらすら読めます。

介護等でピアノを中断され、数年前から再開されたそうです。

それから数カ月、別の教室に通いつつ、交流会で弾かれているそうです。

CDなどもよく聴かれているので、本当に大好きなのでしょうね。


教室を変えた理由・・・「ちゃんと教えてくれない。上達しない・・・」・・・・


私は一度だけ新聞屋さんのPR紙名刺サイズの宣伝を載せてもらいました。

それに、「きちんと弾ける様になりたい方を歓迎します」と書きました。


それを見て連絡下さった方です。

体験レッスンでの私の感想ですが・・・・「あ~やっぱり・・:これは・・・てぇへんだ・・・」でした。


曲はバッハ、2声インヴェンション13番、ショパン、ワルツOp69-1

「曲は先生のご指定で?」「いいえ、私の希望です」

「練習曲とかハノンとかやりました?」「いいえ・・・」・・・・・


弾いて頂いて納得・・・


楽譜にかじりつき、両手でまさぐりつつ、行き当たりばったり・・・・

拍子もメロディもリズムも何もなく、何を弾いているのか、曲を知っている私でもわからない・・・・


でもご本人は一生懸命練習していたのでしょう。

只、ご自分の音を聴く習慣がなく、プラス、CDとご自分の演奏が同じに聴こえてしまうのですね。


「ピアノは自宅での練習が大切だから、レッスンは月1回でいいです。それより親身に教えてくださる先生に変わりたいのです。」


体験レッスンでお話した事は・・・


最低月2回は来てください。毎週来れないなら、毎日少しでいいから練習して下さい。

これらの曲は難しいので、できれば私に曲を決めさせて下さい。

しかし・・・・いやです!これが弾きたいです!・・・


なら練習法を説明しますから、必ず守って下さい。それと基本練習は必ずやって頂きます。


以上を承諾していただき、数か月通っていただいています。


大人の方で、あくまで希望の曲を譲らない方が多いのです。

曲をシンプルに編曲するのもいやがります。そのまま弾きたい気持ちはよく解ります。


ならばゆっくり片手ずつから練習してほしいのですが・・楽譜にかじりつき鍵盤を両手でもそもそ

この生徒さんもそんなタイプです。曲になっていないのです。


毎回8小節~16小節だけを、まず片手ずつからゆっくり練習し、それから合わせる様に・・・・

と言ってありますが、最後まで両手で適当にがしゃがしゃ・・・

そしてペダルを踏ませてくれないと、ご不満な様です。


そういう時は正直に少々厳しいですが、その方の演奏をまねして説明します。


今のままでは、上達どころかどんどん悪い癖がつくこと

希望の曲を譲らないなら、教えた練習の仕方を守ること

すると守っているとおっしゃいます。が問いただすと自供されます・・・・つまらないから、つい・・・


この様な事が何ヶ月も続いていて、次にどうするか・・・いよいよ真剣に考えているところです。


ここで適当にあしらって楽しくやってもらえばいいのに・・・と忠告してくれる友人も多いです。

特にピアノ関係というより、サービス業の方は、その様な助言をして下さいます。


正しい練習法に楽しさを提供できていない事は、私の大きな責任です。

連弾を取り入れたり、CDを聴いて頂いたり、私が弾いてみせたり・・・色々工夫しているのですが・・・


最初から両手でCDの様に弾きたい。

練習はつまらない・・・と言われてしまうと・・・・困ったな~~


前の先生はどうでした?ときくと、「毎回にこにこして、はい、いいですよ~・・と仰ってました。

適当なレッスンでした。」・・・・


でもその先生の気持ちも解るな~~・・・で、この方はそれでは不満だったんだろうな~・・・・


どうしたら楽しくきちんとやって頂けるのか・・・工夫もまだまだ必要です。

生徒さん同士、片手ずつ担当しての連弾は、少しは楽しかったようですが・・・


何回も話をして、穏やかに、でもきちんと言わなくてはならないでしょう。

「指示した練習法を守って下さいね。でないと曲変えますよ」


・・・・・これはもう通用しないから、実行するしかないかな~~~可哀想だな~~~


毎日悶々です(笑)