フォルテ、フォルテシモがうるさい~、と言われて悩む方が案外多いです。
もちろんフォルテ、フォルテシモにも様々な表現があります。
時に、一瞬で破壊してしまう様な、潰れた様な、耳障り?な音が必要な時もあります。
又伸びやか、大らか、高らか、暖かいフォルテ等もあります。
フォルテ、フォルテシモ=全て耳障り、は残念ですよね。
ふぉるて~→(≧▽≦)←ふぉるてしも~
(以下、まとめてフォルテと便宜上書きますね)
うるさい!と言われると、音量を控えようとして萎縮してしまいます。
伸び伸び演奏できないのでは残念です。
フォルテが常にうるさい方は、音の出し方そのものが違ってます。
フォルテでそれが目立つのです。
治すのは技術的にそんなに大変ではありません。
只発想の転換が必要で、それが難しいです。
なので、今回はまず
応急処置。
参考の為に発想の転換
について考えてみましょう。
まずどんなフォルテがほしいのか?表現ですね。
①詰まった音、ガシャン!と行きたいところ
大雑把ですが、凝縮した破壊的フォルテとします。
こういうところは耳障りな音で良いです。
今回あまり気にしないでおきましょう。(応急処置なので!)
但しそういうところは、一瞬!だけですし、稀です。
ずっと続くと破壊行為ですから。
問題はこちら
②大らかな、暖かい、高らかな、広い・・・等のフォルテ等。
もちろん太い、薄く広いなど様々ありますが
まとめて大雑把に、開放された?フォルテや厚みのある?フォルテ
こちらは耳に美しいフォルテ。
なので②について考えてみましょう。
耳に美しいフォルテの為の発想の転換
①頑張ってフォルテにしない事!楽に出す事
余談ですが、頑張って欲しいのはピアノ、ピアニシモ
ピアニシモにするぞ~という気合が足りない方が多いです。
開放的なフォルテ、大らかな、広々、高らか・・・
こんな表現が欲しい時、「私、精一杯~~~」は厳禁!
まだまだ、高みにいくよ~、拡がるよ~、もっと響くよ~
聴手に想像の余地(方向性)をきちんと示しましょう。
これらの表現で限界を示したら、全て台無しです。
でもフォルテと書いてあると、つい頑張ってしまう方。
まずは、6~7割で余裕を持つ様にしてみましょう。
頑張らないと音量が足りないのでは!?
↓
②フォルテと感じるのは音量だけではありません。
例1)
会話で強調したいところ、もちろん大きな声を出します。
が、強調したい時、その言葉の前に、自然な「間」が生まれます。
ここからクライマックスのフォルテ~、という時、自然にそういう「間」が発生します。
逆に言えば、その、「間」がある事で、聴手はフォルテに感じる訳です。
そして、強調する言葉に入ったら、ほんの少しゆっくり話すでしょう?
音楽でもそうあって良いのですよ。
例2)
中~低音域の音数や動きが目立つとフォルテに聴こえる
右手メロディ、左手ドソミソ式の伴奏の時、ピアノに聴こえる様に左手を弱く弾く様に注意された方が多いと思います。
神経使いますし難しいですよね。
この音量差が大きいほどピアノ、ピアニシモに聴こえます。
かなり大雑把で極端になりますが、フォルテが楽に出せるとしたら、ピアノは大変な緊張を要する訳です。
逆にメロディとドソミソ式の伴奏で、音量の差をつけないほど、フォルテに聴こえます。
中低音域の音の動きや音量を抑えるのは大変ですが、それを抑えなければ自然にフォルテに聴こえる。
そういう発想を持って下さい。
↓
(かなり大雑把な例えでえすが)
会議室で1人が発言して他の人が静かに聞いていれば、静かな会議になりますし、全員がわしゃわしゃ動きながら発言したら、相当賑やかですよね
その時、1人1人はそれほど大きな声でなくても賑やかになります。
フォルテ=皆でワイワイおしゃべり
ピアノ=1人が静かに話している
という様な発想もできますね
上記はごく一例ですが、現実~250人程度のホールなら、その様なフォルテの表現が適しています。
まずフォルテがうるさいと言われて、悩んでいる方
フォルテ=音量という発想から少し離れてみましょう。
精一杯から一歩引いてみましょう。
そのフォルテが要求する表現、フォルテを表現する手段(=表現法)を考えてみると良いかと思います。
音量以外にも色々あって楽しいですよ。
そうそうチェンバロは強弱がつけられませんが、豊かな世界を感じます。
チェンバロの表現法などもヒントになりますね。
色々考えてみて下さい。
その積み重ねが表現力につながります(*^^*)