国や時代が違っても、人間、(動物)の自然な感覚は共通です。
確か冬場に鬱病の方が増えるドイツのある病院の話だったと記憶してます。
患者さんにスキップをしてもらうと、かなり改善するそうです。
スキップする時は心がはずみ、ウキウキしている時
スキップすればウキウキしてくる。
そこで例えとして、スキップのリズム、
お題は、ツェルニー30番、第5番
ツェルニーやりたくない!ウキウキなんかしない!
お気持ち解りますが(笑)
弾かねばならぬさだめ(運命)なら(大袈裟?)
腹くくってウキウキして下さい。(笑)
自分の感覚を音楽に一致させる!
なるべく早くから、練習の時から、そうする事が大切です。
とはいえ、心静かにしたいのに、ウキウキ
逆にとっても気持ちがはずむのに、沈み込む様に弾くとか
それは苦しいですね。なので
趣味なら、弾きたい曲を弾き、いやな曲はノーで良いです。
演奏家や指導者を目指すなら、強引に音楽と気持ちを一致させて下さい。
大きな誤解を生じると思うのでくれぐれも、
感情的になれという事ではありません。逆!
①まず楽譜をきちんと丁寧に読む事
②拍子、リズム、調性、響き、メロディ、それらの要素を読み取る事。
③それを音符以外の各種指示と合わせ、自分の感覚と一致させる事が必要です。
①の作業はスタート
とはいえ、ここからして私も含めておろそかになりがちです。
いけません(私も日々反省中です)
①と②が音楽のいわゆる基本です。
例えばこのツェルニー30番の5番
正しいタイミングできっちり打鍵したとしても、重かったりお通夜の様では違います。
それはスキップのリズムの本質と反し、間違った弾き方で弾きにくいはずです。
最初に書いた事
スキップをすると鬱病の症状が改善する・・・
スキップのリズムの持つ性質の1つです。
(もちろん、他の性質もあります)
この曲では、軽やかにウキウキという1つの性質が、強く出ています。
最初はなかなか難しいでしょうが、出来る範囲で構いません。
指示が言葉で書いてありますね。
「生き生きと陽気におどけて」
「軽やかに」
曲頭に大きく
Vivace giocoso
小さな字でも
leggiero
するとすぐ、そんな余裕はない!出来れば苦労しない!
という反論が来ます。
なので、最初に言います。
出来る範囲でなるべく早くから、で良いのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
最近、「出来ない!」とすぐイライラする方が多いです。
素敵な演奏は、簡単にすぐには出来ません!
少しずつ、出来る事を気長に増やして下さい。
出来る事が1つ増えた、その事を楽しんで下さい。
自分の変化を感じ取る、その感覚を磨く事が大切です。
さっきは少しできたのに、又ダメだ~・・・
嘆いていても進歩はありませんよ(お気持ち解りますが)
さっきと何が違うかな?
進歩する糧にして下さい。
これが大切、
この積み重ねで自分の感覚が磨かれます。
この弾き方何か変、練習してて違和感がある!
この弾き方で練習すれば、弾けそう!
やがてそれが自分で解る様になります(*^_^*)
今両手合わせるのが困難なら、素直に「今そこまではまだ無理」で良いです。
ここでくれぐれも大事な注意
「今の私にはまだ無理」と「私には無理」は違います。
「右手だけなら少しウキウキ弾けるかも?両手合わせる事自体まだ無理!」
右手だけで、最高にウキウキ弾いて下さい。
それが正しい右手の弾き方です。
ウキウキとボテボテでは、身体の使い方が違います。
つまり違う弾き方を練習する事になってしまいます。
両手合わせて壊滅したら、チャンスですよ。
「あちゃ~~~!」で終わっては残念です。
何が壊滅の原因か?考えてみましょう。
焦らず楽観的に、自分を信じる事が大切です。
(熱心な方ほど、逆になりがちです。)
気づいたら気をつける。それを続けて下さい。
少しずつ、読み取れる様になります。
静かで悲しい曲の中に、ふとスキップのリズムが出てきた時、
楽譜上解りにくいけれど、スキップのリズムが隠れていたり。
ほんの僅かな一瞬の音楽の動きを、繊細に読み取れる様になります。
すると自然に相応しい指使い、身体の使い方が出来る様になります。
そこで困った問題・・・・
あまりお勧めしませんが、昔の先生に多かったやり方。
ハノン等を符点のリズムで練習する様に言われた方もいらっしゃると思います。
この練習は良い面もありますが、悪い面も多く加減が難しいです。
無機質に頭空っぽで符点のリズムで練習しない様に。
軽やかな気持ちで弾く様に練習して下さい。
(しつこいですが)ハノンやツェルニーを独学でやるのは危険です。
先生のもとで、正しく行って下さいね。
絶対にやってほしくない事
例えば、幻想即興曲の右手を、符点のリズムで練習する
この曲にそのリズムを一致させる事は不可能です。
何故なら、その弾き方でその曲は美しく弾けません。
呼吸や身体の使い方が違う弾き方を、練習をする意味はありません。
矛盾する練習を適当に無感情に続けたら、必ず音楽を見失います。
真面目な方が根を詰めて練習すると、練習が大変辛くなります。
(せっかちで真面目な方が一番危険です)
音楽と気持ち、身体の動きが一致しないと、弾きにくく辛いはずです。
根を詰めて無理に続けたら、ジストニア等の引き金になります。
「練習は辛いけど頑張る!」違います。
「練習するのが幸せ!」なのです。
練習に喜びが見いだせない時は、少しお休みして距離を置いて下さい。
常々私は音楽は愛ですから、とよく言います。
きれい事と仰る方もいらっしゃいます。
でも大真面目で、これからも言い続けますので悪しからず。
