ピアノ・・・楽譜を読むという事 | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
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最初に業務連絡ですが、ヤフーのメールに不具合ありました。
5日夜以降、送信記録があるのに、実際に送信されなかったメールが複数ありました。
(こういうの一番困る!)
私からの返信がないという方は、私のプライベートメールの方にお手数ですがお知らせ下さい。
又はこちらにコメント頂ければ助かります。
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楽譜を読み解く、ちょっと別の曲を例に出してみましょうね。


チャイコフスキーの四季より 6月、舟歌
個人的に大好きです(*^_^*)

https://www.youtube.com/watch?v=0Ucdew8O-mA



舟歌は曲の特徴を表す性格小品で、多くの作曲家により書かれています。
揺れる様に、8分の6拍子、8分の9拍子などで書かれる事が多いです。



念のため確認~(^^)
独学の方等に、時々ご存じない方もいらっしゃるので。

8分の6拍子は、1小節に♪ が6つ ではあります。
でも6拍子ではありません。


話が脱線

「8分の6」は6拍子でなく2拍子ですよ。

「え~~?@@?」
と言ったのが、実はうちの生徒さんで(>_<)

「え~~~っ!@@?」
私、絶対今までに説明してるらねっ!



話戻ります。
8分の6拍子は、2拍子です。

1、と、と、2、と、と、・・・・という拍子です。

1拍を3つにとるので、揺れる様な感じになります。


ところが! チャイコフスキーの舟歌は、4分の4拍子

そして Andante Cantabile


4分音符は、タン、タン、というニュアンスのある音符です。

舟歌に8分の?拍子が多いのは、浮遊、漂い、揺れ、を表すのに適しているからです。

アンダンテは教本等では、ゆっくり歩く速さで、と目安で書かれる事が多いです。

元々は、「歩く」というニュアンスを表します。

この曲は、つまり舟歌なのに、歩く様に、そしてよく歌って

面白いですね。


出だしの所だけ、ちょっと楽譜から読み取ってみましょうね。

IMG_20151008_195114646.jpg 




この曲は、ト短調、g-mallで書かれています。

一番最初の左手の音、ソ、音階の最初の音、主音です。要になる音です。


そして左手はこの音から上に向かい、和音をつくります。(1小節目)

この和音も主和音。



主和音、曲の終わりでよく使われる、トニックの和音、安定を表します。



その様な事から、冒頭の部分、以下の事が大切になります。


出だし左手

最初の左手の、ソ、の音は、漂ったり、音のあとに「?」を感じさせて弾くべきではありません。

安定した所から、自らの意思で動き出す様に弾く必要があります。

ただし、静かに・・・・




拍子

4分の4拍子、アンダンテ、淡々と漕ぐ様に弾く事。


メロディ

右手は、音階を基本とした、なだらかなメロディ、左手の低音も、なだらかなメロディ。

鏡の様に、静かで平らに弾かれるべきである事。



スラー

1小節目左手、2拍目から3拍目のスラー

このスラーにより、3拍目の和音は細心の注意を持って弾く事。

そのスラーの和音の後は、時に上昇して問いかける「?」があってもいいです。

主和音の上で静かに安定したままでもいいです。

それは自由です。





音楽を聴いて思い浮かべる事は人それぞれです。

絵画の様に映像が思い浮かぶ人。

色彩や明暗が浮かぶ人。

只単に、悲しくなったり嬉しくなったりする人。

大変貴重な人材、「な~~んも浮かばないが、音楽大好き!」いう人。

うちに1人いらっしゃいます。(笑)



先生は自分のイメージを押しつけるべきではありません。

又イメージの浮かばない人に、それを強要すべきでもありません。

何をしたら間違いなのか?を教えるべきだと思います。



この曲から何を感じ、どう伝えたいか、

楽譜をきちんと読み取る努力をした上で、弾く人が自分で決める事です。

読み取る為のルールを示し、そしてどうしたら思った様に弾けるのか。

そのお手伝いが出来ればと思います。



遠い昔に亡くなった作曲家に想いを寄せ、一緒に歌う・・・・

何と幸せな事でしょう(*^_^*)