又、繊細なピアニシモや豊かなフォルテシモ
宙に溶けていく様な音、遠い音、伽藍で響く様な音
ピアノは大変表現豊かで、音量も音色も多彩です。
いつも、同じ音色で弾くのはもったいないです(*^_^*)
ここは一つ、大人のピアノレッスン、
豊かな表現 を目指しましょう。
皆さん、1音1音丁寧に気をつけてくれてます。
が、たて込んでくると、それどころではありません。
スラーの最後が、うっかり・・・「ガツン!」と墜落(笑)
特にピアニシモ(大変弱い音)は難しいですね。
繊細で美しい音がイメージにあるのは、大変良い事です。
ショパンのノクターンの冒頭の繊細な美しい音・・・・
で、それをイメージして、全身カチカチに固まってしまう方も多いです。
「お願いっ!息して下さいっ!」
と思わず心配になります。
電子ピアノではわからないので、生ピアノでお試し下さい。
鍵盤を音を出さない様にゆっくり押すと、カツン、と引っかかる所がありますね。
次は音を出してみましょう。
カツンとする所を通り過ぎて下まで、そっとゆっくり押します。
この打鍵の速度が遅いほど、柔らかい優しい音になります。
が、遅すぎるとカツンとひっかかるので、音が出なくなりますね。
このスピードを早くすると、明確な固い音になります。
柔らかい音の時は指を寝かせ、鍵盤に沿う様に。
固い明確な音が欲しい時は、指を立てたり指先でひっかきます。
ここから先はややこしい話です。
音が出た瞬間、鍵盤の底に指だけ残して、ふわりと宙に浮かせます。
指先は鍵盤の底にあり、手や指は柔軟に自由自在になれる訳です。
ふわりとした状態。(脱力といわれる状態ですね)
手の重みを鍵盤に乗せる方が楽です。
手の重みが乗ると、音は重い音になり、指は軽やかには動きません。
そういう音が欲しい時もありますが、それしか出来ないのは困ります。
宙に溶ける様な音が・・・・カクカクガクガク
軽やかな羽の様な音が・・・・ずし~~ん
溜息の様なフレーズが、・・・どすん
大人のピアノ、それだけでは悲しいですね。
美しい音を自由自在に出す為には
打鍵前・・・打鍵の速度と指の角度
打鍵の瞬間・・・鍵盤の底に達した瞬間、を感覚的にとらえられる事
打鍵後・・・鍵盤の底に達した瞬間から、手の重みを抜いたりかけたり自在にできる事
ってな事で、文字にすると大変ですが、
大丈夫!できます。
まず美しい音の為の最初の1歩
①、5分で良いから、ゆっくり弾く練習をする事・・・
こんなに注意する事があるのに速く弾けませんよね。
②、不用意に音を出さない習慣をつける事
③、曲の最後やゆっくりな部分から、音を出した後を意識する事
以上の事を1回の練習で5分でよいです。
常に下腹をしっかり締めてやってみてください。
鍵盤に手の重みがかかると自由に動けません。
お腹を締めて、お腹で支えて下さい。
華やかに思える事も、実はシンプルな基本の積み重ねです。
1回5分から始めた事が、数年後には大きく実ります。
あせらずゆっくり、少しずつ。
素敵な、大人のピアノ、の為に(*^_^*)