お気持ちわかります。ツェルニー先生、沢山書き過ぎました。
練習曲集もリトルピアニスト、30番、40番・・延々延々・・・
やっと一冊終わったと思ったら、又似たような練習曲が延々延々・・・・
そんなに需要があった時代なのですね。相当稼がれたそうです(笑)
練習曲というからには、基本、弾きにくく、それをしつこく反復させる事になります。
反復も2回程度なら良いのですが、2回位ではごまかせてしまいます。
なので、これでもか~~~、と弾きにくい箇所を反復。
そこまで反復すると、音楽的には少しマイナスです。
しかも作曲者の悪意??が反映されてますから尚更ですネ。
これに一昔前の私の時代
ハノン、ツェルニー+「怖い先生」・・・セット。
「毎日100回弾きなさ~い」

ご家庭によっては+「怖いお母様」・・・スペシャルセット
「先生に言われたでしょ!練習しなさ~い!」


悪ノリ大変失礼しました。
目的が筋肉、神経、感覚の形成ですが、この感覚が後回しになります。
ツェルニーが嫌われる原因でもあります。
どうしても「まずきちんと指を動かす事」が最優先されます。
一音一音明確に・・・は大切です。
なのでしっかり指を上げて・・・となります。
けれど、指を高くあげて芯まで落として・・・となると間違いです。
落下力で手が鍵盤に押しつけられ、指が動かず弾けません。
こうして出される音は下部雑音が強く、固く詰まった音になります。
これで強く速く弾かれると、聴く方は拷問です。

当時の楽器や曲風から考えても、そう弾くべきではありません。
煌めく音が織りなす、お洒落で可愛らしい楽しい曲です。
指をきちんと動かせないと何も出来ない為、それが最優先されてしまいます。
この誤解は大きな悲劇につながります。
練習してもしても弾けない、
音楽的に間違っているから美しい世界が思い浮かばない
楽しくないからやめる方がまだ良いです。
ここで無理して頑張ると、感性が壊れ、報われぬ努力に心がかたくなになります。
力任せに、がが~~っとツェルニーを弾く方を見ると心が痛みます。
大変聴き苦しいけれど、その方が頑張った事が解るからです。
この件で先生方を非難するつもりはありません。
これは加減の大変難しい問題です。私自身もそうやって教わり弾いてました。
大切なのは、指先の感覚を磨く事です。
そして弾きにくいのは、何か無理があるという事を知り、原因を考える事です。
指先に神経を集中し一瞬、煌めく様な音を出し、それを掌で慈しむ様に弾く。
言葉で説明は出来ませんが、こうして弾くツェルニーは大変美しく、弾くのが楽しいです。
美しい音を求め、指先の神経を磨いて研ぎ澄まして下さい。
一流の名演奏家のモーツァルトやショパン、ラヴェルなどの美しい音を沢山聴いて下さい。
それを目指して下さい。
よく例に出されますがショパンは、さほど手の強い筋肉がなくても一応は弾けます。
ご年輩の方には、私もツェルニーは用いません。
けれど本当に美しいショパンを弾くには、ツェルニーは必要です。
煌めく音、細やかな動き、にはツェルニーで作られる手が必要です。
きちんと弾ける様になりたければ、是非向き合って頂きたいです。
行き詰まったら無理せず、先生に相談なさって下さい。
これだけは断言できます。
ツェルニーには悩まされましたが、ツェルニーから得た事は大きい!
どうぞ、速く強くではなく、美しいツェルニーを目指して下さい。(*^_^*)