批評やアドバイスについて | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

お友達や仲間の演奏に素直にアドバイスしたりされたり出来ない・・・
発表会等でも、失敗したのに「良かったですよ~」と言われる・・・

素直に言って欲しいのに・・・・

これは人により、考え方が違いますから大変デリケートな問題です。


向上心ある方の中には、批評してほしいと思われる方も多いでしょう。

以下はあくまで私個人の考え方です。



アドバイスや批評は、生徒さんに対してでも大変気を遣います。

生徒さんはアドバイスや批評を求め、お金と時間をかけて習いにいらっしゃいます。
それでも難しいのです。

ましてや友人、仲間といった対等の立場であれば、大変デリケートな問題です。



良かれと思ってアドバイスをしたくなる気持ちはよく解ります。
私も同じでした。

けれど経験上、生徒さん以外に受け入れられた事はほとんどありません。



演奏した方が、問題点がある事にご自分で気づいていない場合
その方が感じている問題点と、実際の問題点がずれている場合

アドバイスされて聞き入れる方は大変少ないです。
この場合、問題なのは音楽力が不足している事です。


きちんと歌えていない、リズムがおかしい、和声を感じてない・・・
これが理解できていないので、問題点に気づかないのです。

こういう方にアドバイスするのは難しいです。
その方の価値観を壊す事もあります。大変危険です。



音楽力があり、自分の問題に気付いている人は、既に色々試して壁に当たっています。
アドバイスがヒントになる事はあるかもしれません。
でも、結局自力でしか解決できないのです。


特に奏法に関する事(これが一番多いですが)
これはもう、何度も何度も弾いて、自分で見つけるしかないのです。


私達が生徒さんに出せるのは、ヒントだけです。
自分で散々苦労して、見つけた奏法を要約し説明するだけです。
それでも生徒さんが理解してくれるまで、数年かかります。


それゆえ、アマチュアの方同士では批評、アドバイスは基本、無理なのです。
批評やアドバイスする側が、そこまで弾き込んでいない事がほとんどです。

奏法に関する事は、散々自分で弾き込まないとわからない事が多いのです。



アマチュアの方は、そこで演奏するまでに至った道のりがあります。
大変な苦労があったかもしれません。

やっとピアノが買えた、ほんの少し時間ができた・・・

そういう方に対する批判やアドバイスは、責任を伴います。



沢山沢山弾き込んで悩まないと、わからない事が多いのです。


良い点を見つけて、素直に感想を述べる事が一番良いと思います。
それはお世辞ではなく事実です。きちんと評価して讃えたいです。


発表会等を楽しく盛り立て、皆さんにも音楽を長く楽しく続けて頂きたいと思います。

アドバイスする方も求める方も、その事をご理解して頂ければと思います。


その上で、お互いに素直に言える様になれたら、それは最高です。
でも、それには時間をかけて、信頼を築かないと・・・


そしてアドバイスをするという事は、責任を伴うという事を常に忘れずに。


何事もあせらずゆっくり、どうぞ良い方向に向かいますように(*^_^*)