ピアノ・・・音楽性、歌い続ける | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
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音楽性は正しい練習の積み重ねにより形成されるシリーズ。

まず拍子をきちんととる事
音符の長さ、スラーを正確に守って感じる事
そして、愛を込めて歌う事

次のお話です。

かなり上手に弾ける方にもよく見られる悪い癖があります。

無意識に間違った音を弾きなおす癖。

生徒さんにも、数人みられます。かなり改善してきましたが。


見ていると、ご自分の予測していない音が鳴り、「あ!」

弾きなおす!

このケースがとても多いです。


音楽はいったん開始したら終わりまで流れ続けます。

拍子に乗って音楽が流れるはずが、「あ!と止まったり戻ったりする訳です。


聴かされる方は、と~~~っても気持ち悪いです。

コンクール等では一発で失格です。演奏を中断した事になるからです。



練習やレッスンにおいて、自覚して止めるなら構いません。

自分で止めるのでなく、無自覚に止まってしまう事が困るのです。



ピアノは打楽器です。出してしまった音は減衰する一方です。

例えば右手を4拍伸ばし、左手が細かく動く事はよくあります。

この時、声楽や管楽器なら、右手4拍歌い続ける、吹き続ける事が必要です。


しかしピアノは鍵盤に手を乗せている事しかできません。

音を出したら奏者は何もできず、手を離さなければ楽譜通りが成立します。

そして反対の手が細かい音符だと、そちらに全神経がいってしまう。


これは大変厳しい言い方ですが、上っ面だけ楽譜どおりなのです。

これを長年繰り返していると、ご本人の中で音楽の流れがなくなります。


ピアノでも出した音は、歌い続けなくてはなりません。

休符なら休符で、それを味わって歌い続けなくてはならないのです。



これは実は大変な作業です。

ピアノは、管楽器等のメロディ楽器と違い、大変な情報量を脳で処理する必要があります。

各パート全部きちんと歌い、さらにまとめる指揮者が必要です。

膨大な情報量なので、出た音の後にまで意識を保つ余裕がないのです。


けれど出た音に意識を持ち続け歌い続ける事が出来るか否か。

これが大きく音楽性の有無を左右します。



きちんとバッハを学んだ方と避けた方と、ここに大きな差が出ます。

脳の処理能力に大きな差が出てしまうのです。

けれど高齢の方でも、少し時間はかかりますが、正しい練習でできる様になります。


今回は概略だけですが、少し具体的に掘り下げていきます。

次に注意する事、長い音符も歌い続けましょう。