まず拍子をきちんととる事
音符の長さ、スラーを正確に守って感じる事
そして、愛を込めて歌う事
次のお話です。
かなり上手に弾ける方にもよく見られる悪い癖があります。
無意識に間違った音を弾きなおす癖。

生徒さんにも、数人みられます。かなり改善してきましたが。
見ていると、ご自分の予測していない音が鳴り、「あ!」


弾きなおす!
このケースがとても多いです。
音楽はいったん開始したら終わりまで流れ続けます。
拍子に乗って音楽が流れるはずが、「あ!」と止まったり戻ったりする訳です。
聴かされる方は、と~~~っても気持ち悪いです。


コンクール等では一発で失格です。演奏を中断した事になるからです。
練習やレッスンにおいて、自覚して止めるなら構いません。
自分で止めるのでなく、無自覚に止まってしまう事が困るのです。
ピアノは打楽器です。出してしまった音は減衰する一方です。
例えば右手を4拍伸ばし、左手が細かく動く事はよくあります。
この時、声楽や管楽器なら、右手4拍歌い続ける、吹き続ける事が必要です。
しかしピアノは鍵盤に手を乗せている事しかできません。
音を出したら奏者は何もできず、手を離さなければ楽譜通りが成立します。
そして反対の手が細かい音符だと、そちらに全神経がいってしまう。
これは大変厳しい言い方ですが、上っ面だけ楽譜どおりなのです。
これを長年繰り返していると、ご本人の中で音楽の流れがなくなります。
ピアノでも出した音は、歌い続けなくてはなりません。
休符なら休符で、それを味わって歌い続けなくてはならないのです。
これは実は大変な作業です。
ピアノは、管楽器等のメロディ楽器と違い、大変な情報量を脳で処理する必要があります。
各パート全部きちんと歌い、さらにまとめる指揮者が必要です。
膨大な情報量なので、出た音の後にまで意識を保つ余裕がないのです。
けれど出た音に意識を持ち続け歌い続ける事が出来るか否か。
これが大きく音楽性の有無を左右します。
きちんとバッハを学んだ方と避けた方と、ここに大きな差が出ます。
脳の処理能力に大きな差が出てしまうのです。
けれど高齢の方でも、少し時間はかかりますが、正しい練習でできる様になります。
今回は概略だけですが、少し具体的に掘り下げていきます。
次に注意する事、長い音符も歌い続けましょう。