ピアノは全く初めてで、楽器はこれから買います~!と仰ってました。
忙しい仕事の合間にもきちんと練習され、電子ピアノも買ってくれました。
(練習してくれると、私は泣くほど嬉しいです)

この方は、リズムは理解できて読めますが、音の高低がわからない。
ト音記号は読めば何とか、ヘ音記号お手上げ!
「アンバランスですみません」・・・いえいえ(*^_^*)
打楽器奏者は、演奏中、全く異なる仕事を要求されるのですね。
まず、色々な楽器を叩かなくてはならず、マルチでないと出来ません。
ある楽器を叩いたら曲の最中に次の楽器に移動。

(障害物にぶつからず、足音立てずに)
時にこっそりチューニングを再確認し、叩いてまた移動。

小太鼓でロール、トライアングル、チ~ン、ドラをボワァ~~ン
「自分の中で音楽の流れを維持する」事が大変です。
この方がピアノを習い始めて愕然とした事
それは音の高低を読み、メロディや和音を理解する事が大変
という事より、まず長い音符を押さえているという事。

「音出した後も神経つかうんですか~~~」

「だって手を放したら、音消えちゃうでしょ」
「うわ~っ無理~~~っ!」

ピアノも打楽器で、ハンマーが弦を打って音を出します。
出した音は、減衰する一方です。押しても大きくなったりしません。
鍵盤から手を放すとダンパーが弦の振動を止め、音がなくなります。
歌、管楽器、こする弦楽器との大きな違いです。
「木琴や鉄琴・・・みたいかも」
「いえ、押さえてなくていいですから」
「ほら、伸びている音が広がってるイメージ」
「あ~~~っ、想像できない!」


でもよく努力してくれて、すぐ正確な長さを押さえる様になりました。
何事もまずはここからです。
最近ではずいぶん歌える様になりました。
はてこの、音を出した後、これが大きく表現力に関わります。
ここで大切な事は、やはり正確にリズムを守り、そして歌う事です。
伸ばしている音、休符、それは只の「間」ではありません。
ここをきちんと正しく歌えているかどうかで、表現が大きく変わります。
演奏の質を大きく左右する、いわゆる音楽性です。
何度も言う様に素質でなく、音楽をきちんと理解する事で形成されます。
それにはまず、正確に拍子をとり、楽譜通りの長さ、休符を守る事。
ある意味それに始まりそれに尽きます。
次回、具体例で話を進めますね。(*^_^*)