やはりこれは、かなり難しいです。
大人になってピアノを始めた方には、相当弾ける方でも敷居が高いと思われます。
「やった方が良い事はわかる・・・けど無理っ!」


向上心のある方が悲鳴をあげるのもわかります。
よく私は申します。
「こんなの、弾ける方が普通じゃないのです。」

弾ける方、すみません

まず今迄の記事で書いた事、決して簡単ではありません。
拍子をきちんと感じ、音符の長さを徹底して守る。
その上でスラーを、しっかり歌い始め、丁寧に歌い終える。
これらを徹底しようとする事は大変困難です。
でも少しずつ頑張って欲しいのです。
その上で、今度は実際インヴェンションに取り組む事を考えてみます。
まずは、「こんな曲を弾ける方がおかしい」という難曲であると覚悟して下さい。
弾けなくて当たり前、すぐに弾ける様になりません。
2声ですから、少しずつ区切りのよい所まで、片手で練習して下さい。
音符の長さをきちんと守り、丁寧に譜読みして下さい。
楽譜には本来ほとんどスラーはありません。
CDを聴いたり、校訂された版を使用して構いません。先生と相談しても良いでしょう。フレーズ(スラー)を決めましょう。
片手で、心を込めて美しく弾ける様に、練習して下さい。
これを徹底的に、長期間、何度も行う事が大切です。
うちでは生徒さんと私が、片手連弾してます。ずっとそれを重ねております。
最初は生徒さんが右手、途中交代する、と言う感じです。
その時、ご自分が両手で弾いているつもりで弾いて下さい。
とはいえ、最初は片手を弾くのに精一杯、相手のパートどころでない!

それで良いです。自分のパートを美しく弾くだけでも大変です。
それを何度も繰り返していれば、少しずつ相手の声を聴ける様になります。
とにかく時間をかけて何回も丁寧に行う事が大切です。
数か月して慣れてきたら、一区切りずつ、片手を歌いながら反対の手のパートを弾いてみましょう。
これもなかなか出来ません。これ出来るなら弾けるかもしれません。
とにかく難しいので、出来なくて当たり前。
わからなくなったら、また片手ずつ丁寧に歌う事に戻りましょう。
それではいつまでも進まないではないかっ

と怒られそうですが、最初に言いましたね。
長期戦ですってば

ソルフェージュの感覚です。
大切なのは、出来る限り正しく美しく歌う事です。
何世紀にも渡り、多くの人々に愛され歌い継がれてきた作品ばかりです。
少しずつ味わって歌い続けて下さい。
演奏で一番大切な事です。
「隅々まで心をこめて丁寧に歌う事。」
そう、それがインヴェンションで学んで頂きたい事なのです。
音楽で、一番大切な事なのです。
少しずつ頑張って下さい。生涯学習ですから(*^_^*)