ツェルニー練習曲
正直思い出しくない、いや~~な想い出が一杯の練習曲集です。
とにかく難しい!
ツェルニー30番、40番、50番、延々延々
1冊ひぃひぃクリアしても、これでもかこれでもか、と終わりなき地獄。
よくも沢山書いてくれたわね!

叱られてばかり(笑)
あまり音楽的に魅力的とも言えず(失礼)練習が楽しくないです(笑)
なので、プロを目指す訳でもないという生徒さんに避けてきました。
というのも,黙々と無意識に弾き続ける事は良くないと思うからです。
少しご年輩の生徒さんで、何故かツェルニーが好きという方がいらっしゃいます。
この方にはずっと続けております。
ご結婚されるまでピアノを習い続け、お父様が買ってくれたアップライトを今でも弾いていらっしゃいます。
ご結婚されてからは、事情もあり長い事やめていらっしゃいました。
お子さんも成長されて再びピアノを弾き始め、毎週よく練習していらっしゃいます。
この方にとっては、ツェルニーは子供の頃の思い出なのだそうです。
お稽古に通った子供時代を、懐かしく思い出されるのでしょう。
これもその方にとっての、大事な物語なのですね(*^_^*)
弾くからには、鮮やかに弾く!がテーマです。
ボテボテ、ドタドタ、親指どっすん!は厳禁!

上から指を振り下ろしてはいけません。
振り下ろすと慣性の法則で押しつけられた指は動かなくなり、格闘になります。
時々怖ろしいお顔で決死の覚悟で弾く方がいらっしゃいます。
あれはいけません。
そっと撫でる様に親指は只触るだけ、ふわりとシルクを触る様に弾きます。
ウィーン宮廷の優雅な世界を思い浮かべましょう。
現実は忘れこと!ピアノ上達の秘訣は、妄想力でもあります。
最近では音がとても軽やかになり、ふわりと抜く感覚も覚えて下さいました。
「これだと弾ける様になる気がします」と喜んで下さってます。
想い出を大切にしつつ、又新たな発見をして頂けたら嬉しいです。
長い32分音符も、もうすぐ鮮やかに弾けますよ。