音楽性について、少し書いていきます。
今回はまず、概要です。
「私、音楽性がないからダメなのです」と仰る方がいます。
最初の頃は「そんな事ないですよ~」と笑顔で励ましておりました。
しかし何を言っても、そのセリフが出てきます。
最近は満面の笑顔で「素質のせいではな~~い!」
少し厳しくしております。
この方だけではありません。
「私は音楽性がなくて、楽譜通りでつまらないと言われます。」
大暴言です。楽譜は素晴らしい音楽を示しています。
そのとおり弾かないからつまらないのです。
こういう事なのです。
曲を弾き始める時、ふら~っと弾き始めます。
「ご自分でテンポを決めて、1~2小節拍子とってから弾きましょう」
何年言い続けても、いまだにそれを忘れます。
何拍子ですか?・・・4分の4拍子
今のは4拍子にきこえませんよ~~・・・
4分音符を意識して、それで4拍とりましたか?
何となく音を追いかけて弾いているだけです。
まず拍子すら楽譜どおりに弾いていないのです。
こういうリズムで弾こうという意志がない。
どこからどこまでクレッシェンドしますか?
ここからここまでクレッシェンドするという意志がないのです。
このスラーの通りに歌ってないですよね。
ここから歌い始めて、ここで終わってないですね。
歌おうという意志がないのです。
このアクセント記号、見えてますか?
見えてるなら、アクセントにしようと意志を持って下さい。
フェルマータなのに拍子動いたままですね。
自分の意志で停めてないですね。
と優しくネチネチ(笑)
私が楽譜に書いてある全ての指示をきちんと示して弾いてみせます。
特別な事はしてません。楽譜に書いてあるとおり。
何となく、ではなく、自分の意志でそう弾こうとする事で、生きた演奏になるのです。
「楽譜通りでつまらない」そういう作品は、歴史に残りません。
まずは楽譜をきちんと読み、その通りに弾こうという意志を持って下さい。
その時必要になるのが、楽譜をきちんと読み取る力です。
それについて、少し細かく書いていきます。
リズム、メロディ、ハーモニー
音楽の基礎力ですね。でもそれは素質が問題ではありません。
きちんとした習慣で必ず身に付きます。
音楽性がないと嘆く前に、今できる事を見直して下さい。
他の誰でもない、「自分が弾く」意義はそこにあるのですから。