シードマイヤー社は現在ピアノを製作しておらず、セレスタのみを製作している事と、元々台数が少ない事もあり、グランドは見たことがない・・・と、ヨーロッパピアノを主に扱う担当の調律師さんも驚いていらっしゃいました。
最初のオーバーホールが50年近く前だそうで、当時杵淵ピアノで行われたとの事です。
年数的に限界で、フェルトからハンマーまで全て交換という大仕事で、費用は・・・庶民の私には天文学的数字です。レッスン料値上げしたい~~♪
その模様は作業場を提供して下さったピアピットさんのHPに掲載して頂きました。
作業工程をネットで見られるので、安心できて嬉しいです。有難うございます。
http://www.piapit.com/syuri03/schiemeyergp/newpage1.html
このピアノは約90年前の製作と推定されるそうです。シリアルナンバーを前回の修理の時に塗りつぶしてしまった様です。
ただ各種部品、シードマイヤー社の記録、杵渕ピアノの記録等からおそらく1920年という数字がでています。
大恐慌前?ですね。日本は大正時代でしょうか?このピアノが日本に輸入されたのも太平洋戦争前だろうという事です。その後どこかの学校の講堂に置かれ、戦火をまぬがれたそうです。
しがないサラリーマンでピアノも弾かない父と専業主婦の母が、何故か田舎のボロ家ですがグランドピアノが欲しい・・・と、杵淵ピアノ所属の調律師さんにお願いして探しにいった先で紹介され、何故か不釣り合いな古いアパートの一室に保管されていたそうです。
(建物は大丈夫だったのでしょうか?・・・)
素人の両親にも、その音は素晴らしかったそうで、予定の予算に上乗せして購入したそうです。
「このピアノは特にフレームが大変素晴らしく、価値があります。、長く弾き続けてくれる人でなければ譲れません。」と言われ、思いついたのは娘・・・・
「子供にですかぁ~~????」
「音大行かせますから!」・・・・・
こんな所で人生が決まってしまった私です。ま、人生なんてそんなものですね(笑)
このピアノはどこにいてどんな方が弾いていらしたのでしょう。
「もっと調べます!」と探偵の様にノリノリな調律師さん。心がときめくそうです。
あの~それも興味ありますが・・・修繕の方、お願いしますね(笑)
「この子は責任持ってお預かりします。」
最近、獣医さんの様に、このピアノの事を「この子」と呼んでくれます。
嬉しいです。宜しくお願いします。