シューベルト・・・うつろう人 | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

どなたかが以前ブログで、シューベルトの心は旅人・・・の様な事を書いて下さいました。
私はシューベルトは好きですが苦手で、レパートリーがほとんどありませんでした。
その時そのブログを読ませて頂いて、それが大変参考になりました。

シューベルトの作品は、平坦で長くまとめにくく、手が出せませんでした。怖ろしく退屈になりそうで怖いのです。

その方のブログを読んでみて、ふと気づきました。
歩きながら、心に浮かぶままを歌っている様に、一つ一つのフレーズを慈しみながら弾いていく・・・それだけ
すると自分がどう感じてどう弾きたいのか、素直に見えてきました。

沢山のヒントがあったのに見逃していました。
「冬の旅」の第1曲目のあの悲壮感のない旅立ち、途中途中に綴られた男性の心模様、「さすらい人幻想曲」の第2楽章の木洩れ日が揺れる様な風、「水上に歌う」のうつろう時から翼にのって消えていく描写・・・

その作曲家の何か・・・気質とでもいうのでしょうか。
どこにも心を落ち着けることのない、さすらい人
出来れば彼の生きた場所に行ってみて、同じ空気を吸えたら良いのですが・・・

コンサートに向けて格闘中です。「水上に歌う」
きらきらとした光の描写が美しいです。


http://www.youtube.com/watch?v=1RsnWvAN0Jw