長くピアノを習い、ある程度弾ける方の中に、難しい曲に挑戦される方が多くなりました。
先日も趣味の交流会を見学させて頂きました。
音大の入試かコンクールか?という位、曲の難易度の高さに驚きました。
スクリャービンのエチュードやショパンのバラードを次々弾かれるのにはびっくりです。
技術的に少々無理かな~と思えても挑戦する事は悪いとは思いません。
只、とても気になる事・・・
ペダルをずっと踏みっぱなしで(全ての音がごちゃごちゃに響く)、ガシャガシャと叩きつける様な弾き方が目立ちます。
正直、温かく聴いてあげたいのですが、上手下手の問題でなく攻撃的で騒音なのです。
弾き殴る様な・・・という感じでしょうか。
誰でも自分の出す音は、自分自身には美化されて聴こえるので自覚しにくいとは思います。
が、これは正直凄いぞ!・・・しかも意外に女性に多いのです。
確かに町には騒音が溢れ、騒音に敏感になれ、といっても難しいかもしれません。
この方達は難曲を攻略するのが目的となり、弾く事=戦い、となっているのかもしれません。
恐らく毎日、この様な弾き方で練習を続けているのでしょう。
そのレベルの曲を弾くのには、20年位はピアノを習っているはずです。
中にはご自分の先生の助手として、教えているという方も何人もいらっしゃいました。
正直・・・恐ろしいと思いました。その方を批判しているのではありません。
長く音楽をやっていても、人間の耳はこれほどに騒音に狎れてしまう・・・という事が恐ろしいのです。
長く勉強していれば、素晴らしい音楽、素晴らしい演奏を聴く機会も沢山あったのでしょうに。
その方も、その方にご自分の生徒をまかせた先生も、・・・狎れてしまったのでしょうか。
自分の音に妥協したら、自分も簡単に狎れてしまうのでしょうね。