ピアノ・・・狎れる | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
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長くピアノを習い、ある程度弾ける方の中に、難しい曲に挑戦される方が多くなりました。


先日も趣味の交流会を見学させて頂きました。

音大の入試かコンクールか?という位、曲の難易度の高さに驚きました。

スクリャービンのエチュードやショパンのバラードを次々弾かれるのにはびっくりです。


技術的に少々無理かな~と思えても挑戦する事は悪いとは思いません。


只、とても気になる事・・・

ペダルをずっと踏みっぱなしで(全ての音がごちゃごちゃに響く)、ガシャガシャと叩きつける様な弾き方が目立ちます。

正直、温かく聴いてあげたいのですが、上手下手の問題でなく攻撃的で騒音なのです。


弾き殴る様な・・・という感じでしょうか。


誰でも自分の出す音は、自分自身には美化されて聴こえるので自覚しにくいとは思います。

が、これは正直凄いぞ!・・・しかも意外に女性に多いのです。


確かに町には騒音が溢れ、騒音に敏感になれ、といっても難しいかもしれません。


この方達は難曲を攻略するのが目的となり、弾く事=戦い、となっているのかもしれません。

恐らく毎日、この様な弾き方で練習を続けているのでしょう。


そのレベルの曲を弾くのには、20年位はピアノを習っているはずです。

中にはご自分の先生の助手として、教えているという方も何人もいらっしゃいました。


正直・・・恐ろしいと思いました。その方を批判しているのではありません。


長く音楽をやっていても、人間の耳はこれほどに騒音に狎れてしまう・・・という事が恐ろしいのです。

長く勉強していれば、素晴らしい音楽、素晴らしい演奏を聴く機会も沢山あったのでしょうに。


その方も、その方にご自分の生徒をまかせた先生も、・・・狎れてしまったのでしょうか。


自分の音に妥協したら、自分も簡単に狎れてしまうのでしょうね。