3月から通って下さってるご年輩の初心者のAさん
以前に書いた様に、弾きたい曲が山ほどあるので、ご自分で曲を決めてしまいます。
コーラスの経験はありますがピアノは初めて・・・・
当然、トライする曲が、いかに難しいか・・・解らないのも仕方ない事です。
ならばせめて言う事を少しはきいて頂ければ・・・と思うのですが(笑)
約2ケ月ほど、Aさんにお好きな様にして頂きました。
・・・・・そろそろだな~~~(笑)
Aさんはご本人のご希望で、毎週でなく月2回のレッスンです。
私の教室は、必ず毎日少しでも練習する事!を条件に、大人の方には月2回でもお受けしてます。
ある日、よくある事ですが、レッスン前
「先生、今週も私忙しくてネ、あれ以来弾いてないの。全然練習してないからお手柔らかにね」
お手柔らかにと言われても・・・・(私は業界一優しい、菩薩の様な先生ですぞ!)
満面の笑顔で先制ジャブ・・・・「最初に申し上げた月2回の条件、覚えていらっしゃいますよねぇ」
ちょっと走る緊張~~~全てをフォローする、100万ドルの笑顔(これ大切な武器)
そして指の練習の後、いよいよご自分で選んだ「荒城の月」、伴奏もご本人指定。
毎回ヨタヨタ、お好きな拍子とテンポでたどたど・・・。さ~これを聴くのも、限界だぞ~~!
前奏あり、締めくくりあり、分散和音あり、アルペジオあり、跳躍あり・・・・いつになったら終わるかな~(笑)
(ピアノ始めて1カ月余です!)
何と、「ペダル踏むと音がきれいに響くのね」と言いだしました。
(そう聴こえるのは、本人だけだってば!)
「ペダルはまだ禁止ですぅ」・・・・満面の笑顔で語尾を伸ばすことが大切。
さて反撃開始・・・・注意、常に笑顔で・・・・
「Aさん、毎週ちっとも進歩してなくてぇ、その場しのぎだっていうのわかりますぅ?」
「あ・・・・・練習してないので・・・」ちょっと引いたぞ!チャンス!
「慣れてきたでしょうから、今日練習のやり方説明しまねぇ。約束どおり家でそのやり方で練習して下さい~」
「はい・・・・・」
そして両手で弾こうとするところを・・・・・・(ここから語尾を極端に切り、声を低めにするのがコツ)
「両手は無理です!左だけいきます。4小節だけで止めて下さい」・・・・・・「?」
そして弾き始めたらすぐ・・・・もちろん笑顔で・・・・次々ダメ出し
「リズム違います!親指ベちょ!っとなってますっ。基本練習忘れないで、肘はらないで。もっと静かにっ!・・・・」
ここで大切なのは、急がせず、でも間髪入れず次々と語尾を切ってダメだしし、休ませず何回も弾かせる事。
コンビネーションは連発が大切、休ませてはいけません。
もちろん・・・・100万ドルの笑顔で。間髪いれず「もう一回弾いてっ!ゆっくりでいいですっ!」・・・・語尾は短く!
そして今日のカウンターのストレート
「Aさんの弾き方はこうです。これで両手で弾きますっ・・・・・」・・・・と悪い見本
「私が弾くのを聴いて下さい。何故ダメなのか、わかりますよねっ」・・・・・良い見本
「次回までに、この左手4小節、今日の注意をマスターしてきて下さい!右手はそれからですっ!」
レッスン終了~、
この後は語尾を伸ばして優しい会話にすぐ切り替えるのが大切です。
「頑張って練習して下さいねぇ~」
さて次回どうなるでしょう。このやり方で少し変わるとよいのですが
あ・・・・やめるって言われたりして(笑)
でも、くれぐれも申し上げておきますが、私は業界一優しい先生ですぅ~。