2連と3連を同時に弾く・・・・・でも弾けない!
はい、難しいのです。2分の1と3分の1、算数的には合いません。
簡単に説明させて頂きます。
2連音符とは、4分音符1拍タン!・・・・の中に、半分ずつ・・・・タタ、と入ります。
1拍(タタ)、2拍(タタ)、3拍(タタ)、4拍(タタ)・・・・連符ですから、タは全部均等です。
3連音符とは、4分音符1拍タン!・・・・の中に、3分の1ずつ・・・タタタ、と入ります。
1拍(タタタ)、2拍(タタタ)、3拍(タタタ)、4拍(タタタ)・・・これも連符ですから、タは全部均等です。
問題は、右手2連音符、左手3連音符、あるいはその反対を一緒にひく・・・・・
初めての方の大半がここで撃沈!
合わない!
無理やりあわせようとすると、3連が、タタタでなく、タタータとなってしまいます。これ、違います。この合わせられないという気持ち悪~い状態、長期間続きます。覚悟しましょう。
ではこれを攻略するにはどうすればよいのか。
まず最初に、きちんと2連、きちんと3連を、それぞれ意識して叩いて下さい。
これを繰り返す事で、正しい2連と3連を脳に刻み込みます。
次に実際に弾いてみますが、イメージとして、まず別々の人間が弾いていると思って下さい。脳みそが2つ必要です。
次は曲で練習した方が良いかもしれません。
まず左右別々にきちんと弾ける様にして下さい。
きちんとフレーズを歌って完成された状態を、左右別々に弾ける様に。
これにより、曲としての正しいリズムを、脳に刻み込みます。
片方は2連のパートを弾き、もう片方はきちんと3連のパートを弾く。
そしていよいよ次に同じテンポで一緒に弾く・・・・・
合うはずですね。でもまだ合わせられないと思います。まだまだ気持ち悪~いです。
次に、例えば2連の左手、3連の右手(あるいはその逆)を、曲の進行に合わせて交代で弾いてみましょう。曲をとおして弾いている様に、交代して弾いてみます。
ここで大切なのは、両手で曲を弾いてるつもりで弾く事です。
両手で弾いているつもりで、途中で右手だけ、左手だけ、とかえるだけです。
実際に弾いているのは片手ずつですが、もう片方を弾いているつもりで弾くことです。
これを何回も繰り返します。
左右それぞれが、きちんと流れに乗って弾けている事。これが大切です。
そして、合わせてみます。どうでしょう?まだ気持ち悪い?・・・・そうでしょう。
そんなに簡単にはいかないのです。
ここでちょっと、縦にリズムを合わせるという意識を持ちます。
まず拍の最初は一緒に音がなります。ここはきちんと合いますね。
次に、3連の2つ目の音をきちんと弾く事です。
ここで2つ目の音に飛びこむから、3連のタタタが、タタータになってしまうのです。
3連の最初の音と2つ目の音が正しいタイミングで入る事が大切です。
3連の2つ目の音を聴いたら直後、2連の2つ目の音が入る・・・そんな感じです。
けれどあくまでこれは目安に過ぎません。
縦に合わせるとう感覚より、左右それぞれきちんと弾く・・・というイメージを持って下さい。でないと、あとあと本当に気持ち悪くなります。
合ってる?合ってるよね・・・と確認する程度の気持ちです。
まだ気持ち悪い・・・はい、そんなに甘くはありません。これからが大変。
でもあとは吐きそうになるまで苦しんで下さい。苦しんだら必ずある日、ひょい!と合います。
これは本来合わないリズムを持った歌を、一緒に完全に管理できる回路が出来るまでの苦労なのです。
回路ができたらある日、ひょい!と出来ます。何であんなに苦労したのかと不思議です。
くれぐれもこれは絶対いけません!
え・・・・と・・・最初の音は一緒ね・・・・で3連の2番目の音が次ね・・・それを弾いたらすぐ2連の2番目ね・・・
これだけ考えて練習するのは楽ですが、これば目安にすぎません。
こればかり考えながら練習しない様に!
右手は右手、左手は左手、それぞれが同じテンポで美しく弾いているだけです。
でないと、あとでツケが回ってきます。
4分の4拍子の曲・・・1拍目、右手2連、左手7連、2拍目、右5連、左9連・・・以下色々
流れる様に弾いて!
こんな事はザラにあります。
又、右手+左手+・・・他のパート・・・アンサンブルの恐怖もあります。
更に・・・
テンポ・ルバートという恐ろしい指示が書かれている事はよくあります。
テンポを自由に伸び縮みさせて・・・・・(絶句!)
そうなったらもう、合わせる術はありません。
左右別々に歌う様に弾けることが大事なのは、そういう理由からです。
ショパンの幻想即興曲、ドビュッシーのアラベスク第一番・・・大変ですが頑張りましょうね。