フラメンコが大好きで習っていた事があります。
アントニオ・ガデスという踊り手に惚れこんでしまい、習い始めてしまいました。
ですから習っていたのは、歌やギターでなく踊りです。
先生の長野の生徒さん8人が出演したステージを観に行きました。
地方都市のお祭りの一部にフラメンコを一曲。イベントです。
先生が生徒さんの為に発表の機会を一生懸命つくってさしあげたのでしょう。
習い始めてまだ数年の、社会人の女性達8人の群舞でした。
私達東京クラスは応援部隊です(笑)
曲は「カラコレス」
この曲はお扇子を使います。衣装もお祭りにふさわしく華やかでした。
ところがステージは最後の方で大混乱になってしまいました。
原因はギターとカンテ(歌)です。
先生が生徒さんの為にステージを成功させようと、お1人に6万円払って依頼したプロの方々です。
打ち合わせでは3回反復するはずのフレーズを、2回反復にしてしまったのです。
群舞ですし対処法も知らない初心者の方達です。滅茶苦茶になってしまいました。
烈火のごとく怒った私の先生は、当然2人に抗議しました。
すると「フラメンコなんだから、それ位出来ないと打ち合わせどおりにはいかない!」
・・・・・そばで聞いていて私も怒りを覚えました
確かにフラメンコは即興性が強く、打ち合わせどおりにはいきません。
気分が乗ればいつまでも反復したり、アップテンポになったりします。
鋭い感性がぶつかり合う場でもあり、それがまた魅力です。
でもそれは全く別問題です。
プロなら相手が初心者であろうとベテランであろうと、良い舞台にする義務があります。
その義務を怠った上、失敗を踊り手の実力のせいにする発言です。
又プロなら、「今、この状況で可能な限り、一番良い舞台を!」という本能があるはずです。
仕事の合間をぬって練習し、初めての舞台で踊る彼女達の気持ちを考えてあげてほしいです。
家族やお友達も招待したことでしょう。
アマチュアにの方々をあたたかく見守ってほしいです。
多くの愛好家に支えられているからこそ、プロでいられる事を忘れてはいけません。
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