「次の一手 36」ですが、本日9時に解答が出ました。
私は、正解を「3一香」だと言いました。果たして回答はどうなっていたでしょうか?
ご覧の通り、正解は、2二歩でした。手筋で、「焦点の歩」という奴でした。私は、この手筋をまったく考えていませんでした。完敗です。
2九の桂を取りたいが、後手の2一龍がいるため取れないのです。2二歩を同龍なら、5五馬と引いて先手優勢。2二歩を同馬なら、2九龍で相手の桂馬を取って、次の6六桂などを狙えます。
後手は、先手の1九馬が利いているので、5五馬とは引けず、また、6四桂も打てないのです。これにて、先手が優勢になりました。
私が事前に考えていた「3一香」について、解説します。
後手の龍の効きを遮断し、次の3七香成、同桂、同馬となれば、相手は同銀とは取りずらいです。5九銀と銀を逃げても、同馬と銀を取って先手優勢になると読みました。
そこで、3一香には5九銀とされ、3七香成に5五馬と馬を好位置に据えられてしまいます。これで次の7四桂打があるため、先手としては、6三金と受けるしかありません。
そこで後手から3七桂と3七成香を取り返され、攻めが失敗に終わり先手が優勢にはなりませんでした。
結論として、私の読みは間違いでした。正解手順の「2二歩」が100点なら、私の読んだ「3一香」は65点ぐらいでしょう?私は弱かったということです。ただ、落胆はしていません。
なぜなら、正解手順を当てることよりも、正解手順を導くためにどれだけ考えたか、汗を流したかが重要だと思うからです。私はいろいろ検討しました。ですから、私は胸を張って間違えましたと言います。
おまわりさんと話したことある?
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