麺匠 一丞 | およ@仙台ラーメン

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仙台市とその近郊でよくラーメンを食しているのでそれらの紹介ブログ。テーマから地域のソートができます。皆様のラーメン選びに役立てれば幸いです。

麺匠 一丞(いちじょう)はララガーデン長町内に移転した「玄龍」の跡地にオープンしたラーメン店。玄龍出身の店主が切り盛りする。鰆(さわら)だしの、他のラーメンでは替えの効かないスープが絶品のお店。しかし店横の駐車場は小さく、近くにコインパーキングも無いので訪問難易度がかなり高い。

 

 

夏季限定の【冷やし塩・大盛】。鰆の香る唯一無二の冷たいラーメン。スープに魚介を感じるが匂いが強い等のトゲはなくかなり丸く柔らかい味わい。塩加減も丁度良くスープ自体に酸味は無い。たまねぎのみじん切りはマリネされていて程よい酸っぱさで良。こういう細かい仕事から相当拘りを感じる一杯。近所にお店があったらやっぱり毎日食したいが冷やし塩は夏季限定な上に有る日と無い日が存在する(後述)。

 

 

かなりコシが強い白っぽいストレート細麺。全体的に良く冷やされていて食欲の湧かない暑い夏の日でも美味しく食せる。メンマやチャーシューもしっかりと味付けがされていて〇。

 

 

「鰆油の塩らーめん・チャーシューセリトッピング」。魚介だしのあっさり塩スープに鰆の油を浮かべた一杯。馴染みがある感じではないが複雑な味ではなくシンプルに一口食して「あ、うまい」と素直に思える味わい。似ているラーメンが無い為うまく説明することができない一丞の特徴の様なラーメン。チャーシューは脂身の有るとこ無いとこの2種類でどちらも噛むと味が染みてきて良。冬季限定トッピングのセリもこの魚介スープによく合う。

 

 

麺は白いストレート麺。冷麦くらいの太さでツルツルと食せる。夏場に冷たいラーメンが一丞では限定メニューとして登場するが温かいスープより冷たいスープの方が個人的にこの麺は好み。

 

 

「醤油らーめん」。澄んだ醤油スープだが塩らーめんに比べてより魚介だしが効いていて見た目よりもかなり複雑な味がする一杯。こちらも塩味と同じく似ているスープが無い為うまく表現できない。修行元の玄龍とも見た目は似ているが中身は大分違う感じがする。魚介だしが苦手な人は食せないくらい個性的だが好きな人はものすごく好きなタイプ。シンプルだけど鮮やかな具材に一丞の拘りを感じる。

 

 

麺は塩らーめんと同じ白いストレート麺。

 

 

「味噌らーめん(辛味付き)」は修行元の玄龍譲りの味わい。ハーブやスパイスの効いた濃厚な味噌味。味噌味にも鰆だしが入っているそうだがそこまで魚介の風味は感じない。玄龍とは辛味が違いこちらの方がスープに溶かすと辛味が強い。こってり系なのでご飯物と合わせて注文する人が多い印象。

 

 

麺は黄色くやや縮れた中太麺。もちもちっとした食感でこの麺も玄龍に似ている。

 

 

「めかぶご飯」。醤油ではなくお好みのラーメンスープをかけて頂く〆のご飯物。鰆油の塩らーめんのスープをかけて頂いたら絶品だった。

 

 

卓上にはミックススパイスが置かれている。店内はカウンター4席、小上がり2席とコンパクトな店内。

 

 

メニュー表。塩らーめんは鰆油の~ではない方はエビの油がかかるらしい。ニンニク多めの辛味噌ラーメンは通常の玄龍譲りの味噌味とは違う山形でよく出会う魚介の効いた感じ。

 

 

 

この看板が外に出ている時に冷やし塩を頂くことができる。X(Twitter)の公式でも限定麺の有り無しは確認可能。

 

 

店舗外観。駐車場は店舗右手側に5台ほど。お昼時のピークタイムは駐車したい車で混沌とするので注意。平日10時半、土日10時オープンと11時より前にお店が空いているので混雑に巻き込まれたくない人は早い時間に訪問すると吉。

 

 

麺匠 一丞

Google情報【営業時間・定休日・メニュー等】

 

 

 

味噌味を色々試した去年の記事はこちら

 

 

 

一丞店主の修行元である玄龍の記事はこちら