え、本当にこんな閑静な住宅街の中にラーメン屋があるの？とGooglemapに問いかけながらたどり着いたまさに隠れ家的なお店のcoil（コイル）。バイクの好きな店主が作るラーメンは鶏をしっかりと炊き出した優しい味わい。明るい奥様の接客も良く積極的にリピートしたくなるラーメン店。
「バジル塩」。メニューには醤油、味噌、ソルト（塩）に続いてバジル塩、スパイシーと書かれていたので物珍しさから注文した一杯。丁寧に炊き出した鶏のスープにバジルが散りばめられている。見た目ほどバジルの主張は強くなく、今までに食したことのない味わい。パスタではなくしっかりとラーメンの味なのが面白い。無理やり何かに例えるなら「昔のカップヌードルしお」のスープに近いような近くないような…ふんわりとしたバラチャーシューや細かく裂かれた鶏肉もアクセントとして良。
麺は低加水の細ストレート麺。パツパツ食感の麺はこの力強い鶏スープに負けない感じ。
気になって仕方なかったのですぐ次の日に訪問して食した「スパイシー」。トマトベースらしいがそこまでトマトは強くなく、スパイシーだけどそこまで辛くはなく、ハーブの香る味わいは完全にはじめましての味。ベースは鶏スープで食べやすいのに個性的なのでとても不思議な感じがする一杯。変わった味のラーメンを探している人に是非おすすめしたい。
「醤油」鶏のだしにピリッと塩気の効いた醤油とショウガが合わさった一杯。バジル塩やスパイシーに比べるととてもシンプルな味だが、逆に食しやすいとも言える。
「味噌」。鶏スープに少し甘さの感じる味噌味。若干山椒の風味を感じる。こちらも醤油と同じくシンプルな味わいで食しやすい。
coilではラーメンは大盛が無い代わりに替玉が用意されている。
「ソルトつけ麺」。バジル塩は名前の通りバジルが香るがこちらは山椒が香る塩味。鶏スープとの相性がかなり良。ラーメンとつけ麺を試して個人的にこのストレート麺は冷やされている方がコシがあって好みな事に気づいた。
「バジル塩つけ麺」。ラーメンのバジル塩よりスープが熱々で濃い目の味付け。よく冷やされたストレート麺がこの独特の味わいにとてもマッチする。最近よく見かける濃厚豚骨＋魚介のつけ麺以外の味を探している人に是非お勧めしたい。個人的にここ最近食したつけ麺で一番リピートしたい味。
「ライス」を注文すると鶏肉のほぐし身とゆかりがトッピングされてくる。これをそのままスープに入れて〆にしても良。
店舗外観。住宅街の中にポツンとあるし、ラーメン屋っぽくないデザインの建物なので最初に訪問した時はちょっとびっくりした。事前に知らなかったらこの建物で営業しているとは思わないだろう。余談だがこちらの店主は仙台市若林区の麺煌 MOGAMIの店主と同級生らしい。同じ鶏ベースのラーメン店だけど味わいが全然違うので食べ比べると楽しめる。
coil
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