こんにちは、あやです。
ご覧いただきありがとうございます。
前回は「子育ての目線」についてお伝えしました。
https://ameblo.jp/oyakodeasobu/entry-12483047388.html
今回は、子どもが一人でできるように手伝ってと心の声を発している時に
「親がやりがちだけれど、子どもにとってはやらないほうが良い手助け」についてお伝えします。
子どもは生まれたての時は、当たり前ながら自分のことは何もできません。全てに対して親のヘルプが必要です。
しかし、だんだんと成長するにつれて、親のヘルプは必要なくなります。
では何が必要なんでしょうか?
それは、子どもが一人でできるように手伝ってと訴える部分だけの必要最低限だけのサポートです。
親が意識的に行っているかはおいておいて
ヘルプする親は、子どもを「できない子」と見ていて、
サポートする親は、子どもを「できる子」と見ている
傾向があります。
もちろん、子どもは経験が少ないことや発達途上であることから、全て完璧にはできません。
ですが、子どもの「やりたい!」という意欲とそれに適した親のサポートがあれば徐々にできるようになります。
子ども自ら「自立と自律」に向かっていきます。
まずは、ママやパパが、この子は(サポートすれば)できる子と見ることから始まります。
では、親が日常的にやりがちなヘルプについて4つ、みていきたいと思います。
①子どもがするべきことを細かく指示・命令する
例えば、
「今日はこの服を着てね。」「もう行く時間だから、靴はいて!はく時は座らないと。ほら、テープ止めて。止めるときは右手じゃないとうまくできないでしょ!!」
と子どもがやることを次から次へと言ってしまうこと。
もちろん、今日は絶対にこの服を着てもらわなければ困る!という日だって、保育園や幼稚園の時間に間に合わなくて急いでいるときもありますよね。
ですので時間の余裕のある時は、ぜひ、子どもが考える時間を作ってあげてほしいなと思います。
ママやパパは「子どもが考えて行動に移すまで待つ!」
子育てって、こういった子どもを待つという場面、何かと多いと思います。
イライラしてしまうこともありますよね。なんでもっと早くできないのー!私がやったほうが早いのに!とか。
でも、ここでママやパパが子どもを待ってあげることができたら、子どもの世界はぐんと広がります。
少々時間はかかりますが。。。
②子どもの感情を親が指定してしまう
例えば、子どもが転んだとき「痛くないでしょ!」と言ってしまったり、
子どもがほかの誰かにたたかれたとき「大丈夫でしょ!」と言ってしまうこと。
特に、遊び場などでほかのお子さんぶつかられたり叩かれたりしたとき、なんでなのかとっさに、「大丈夫よね、痛くないよね。」と言い、たたいてきた子どもやその親に「大丈夫ですから」と伝えてしまうことってよくある気がします。
私は結構ありました。
でも、この感情は子どもが感じて、子どもが決めることなんですよね。
痛いのか痛くないのか。大丈夫なのかそうでもないのか。
ですので、この感情も親が先走って決めつけないほうがいいのではないでしょうか。
私たち大人だって、ぶつかられて痛いときに「痛くないでしょ、大丈夫だよ」と誰かに言われても、
「いやいやいや、ぶつかられたの私だから!私は痛かったの!」って思いませんか?
③子どもの問題や課題を、子どもが求めていないのにもかかわらず親が解決する
例えば、子どもの宿題が終わらないので、親が代わりにやってあげること。
忘れ物チェックを毎回親がすること。
「宿題、期限明日だからもうやったほうが・・・」「忘れ物したの?ママがチェックするね!」
もちろん、そう思ってしまうし手伝いたくなる気持ちもわかります。
子どもが困ってしまうのではないか、困らないようになんとかしてあげたい。
子どもを思うからこそ出てしまう手。
でもこれを毎回してしまうと子どもは自分でやらなくなり、
宿題や忘れ物チェックはやらなくて放置しておけば誰かがやってくれるものだと学習します。
宿題をやらなかったり、忘れ物をして困るのは子どもです。
でもここから学ぶことが絶対にあります。
ここは勇気をもって見守りませんか?
④子どもの欲求を無条件で叶える、与える
例えば、子どもが「んー」と声を発しただけで、「だっこかな?お水かな?はいどうぞ!」と推測して親が行動すること。
もちろん、赤ちゃんのうちは別です。
いつも一緒にいる、可愛いわが子が何か欲しそうなら与えたい。
今何がほしいのか?あれかな、これかな?考えてしまうこと、私もよくあります。
ただ、これはママやパパの脳内に一度止めておいてほしいんです。
子どもが自分の意思を伝えられるようになってからは、
子どもが自分で意思表示するまで見守ってあげること
が子ども自身の成長につながります。
ここまでお伝えした親が日常的にやりがちな4つヘルプ。
まだまだこれ以上にもありますが、
では、このようなヘルプが多いと子どもはどうなるんでしょうか?
支持を待つ子ども
になってしまう可能性が高いです。
これは弱い逸脱ともいわれています。
弱い逸脱とは、消極的、無感動、無気力、表情が乏しいなどで、依存心が強くなってしまうこと。
人に頼らないと生きていけないようになり、「自立と自律」から遠のいてしまいます。
これを回避するためにママやパパができることは
とにかく、ちょっと待つこと
これにつきます。
とっても大変なことなんですけどね。
もちろん、できる範囲でできるところから。
みなさんはどう考えますか?
次回は「子どものサポートに必要なこと」をお伝えします。
https://ameblo.jp/oyakodeasobu/entry-12483971028.html
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もみなさんが笑顔で過ごせますように。
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