こんにちは、あやです。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

前回は「自分らしく幸せに生きる子どもを育てるための親 ルールその3」をお伝えしました。

 https://ameblo.jp/oyakodeasobu/entry-12481314689.html

 

今回は前回の記事にもでてきた、自己肯定感と他者肯定について掘り下げてお伝えします。

 

自己肯定感とは、自分を信じている、自分は生きてて良いという自分自身を肯定する感情のことです。

他人の言動・環境に左右されない自分自身への信頼感のこと

 

自分自身で、私は存在価値がある、大切な人間であると思えることもそうです。

また、生きていることに価値があり必要とされているなどと思える感覚のことで、自分を肯定できるということなんです。

 

つまり、

自分の存在への自信=自己肯定感ということになります。

 

 

この、自分の存在への自信というのは自分の能力への自信とは異なります。

なぜなら、存在はほかの誰とも比較されるものではありません。

一方、能力は高めることもできるけれども、比較されやすいものだからです。

また、劣等コンプレックスもしくは優越コンプレックスに陥りやすいんです。

 

劣等コンプレックスとは、自分が劣っていることをひけらかす態度をとり、努力を放棄してしまうことを言います。

 

例えば、努力をそれほどしていないにもかかわらず、「私は学歴が低いから、成功ができない。もし学歴が高かったら成功していたのに」と思ったり、周囲に発言したりすることです。

 

 

優越コンプレックスとは、自分がが優秀であることをひけらかす態度をとることです。(偽りの優越感)

 

例えば、「私は一流大学を出ているんだよ!」「有名人の友達がたくさんいるんだよ!」「親が大企業で役員をしている!」これらがあるから自分は価値があると思ったり、それを周囲にひけらかしたりすることです。

 

 

 

ちなみに、劣等コンプレックスと劣等感は別物です。

劣等感とは人が人より劣っていると思う心理状態のことなんですが、アドラー心理学では「劣等感を持つことは、夢や目標に向かい成長や努力の促進剤ともなる心理状態として、避けるものではない」と言っています。

 

ただ、この心理状態をずっと持ち続けることは耐え難いものです。たいていの人は、どう克服しようか考えます。

その時、健全な努力によって劣等感克服を目指すのか、なんの努力もせずに劣等感を言い訳として使い始めるかに分かれます。

 

劣等感を言い訳に使うのが劣等コンプレックス。劣等コンプレックスが強がりの状態に変化したのが優越コンプレックス。

このどちらもが、誰かと比較してどちらかが上か、下かという判断基準になっています。

 

できない言い訳。やらない言い訳。劣等コンプレックスは私ももっているなぁと当てはまるところがいくつかありました。。。

 

劣等コンプレックスから抜け出す方法は、不完全な自分をそのまま受け入れること(自己受容)です。

「できてても、できなくてもよい」と自分自身を認めることから始まります。

 

 

例えば、「試験を受けて行きたい学校や会社に受かるぞ」と決めたとき、

「受かることができればその自分はとても良い自分だが、落ちれば悪い自分だ。」と思い込んでしまう。

 

そうではなくて、もちろん受かるために最善は尽くすけれども

「受かったらもちろんうれしくて良いことだけど、たとえ受からなくても自分は自分であり、そのままの自分でよい。自分の中での価値は変わらない。」

と思えるかどうか。

 

受からなくてもいいと思うというわけではなくて、落ち込むことはあったとしてもそこで「自分がダメな人間なんだ、価値がないんだ」と思うのではなく、「自分で自分を認める」ことが大切なんです。

 

ちなみに内閣府の調査によると、諸外国に比べて、日本人は自己肯定感が低いとの調査が出ています。

 

他者肯定感とは、世の中にはいろんな人がいるし、危険な場所もあるけれど、

本的には信じてよいものだし、安心して過ごせる場所であるという他者や環境への肯定感のこと。

 

また、他者肯定感は自己肯定感があってこそ育つものです。

自分を肯定できないのに他のものを肯定的に見ることは難しいですよね。

 

 

今回お伝えした「自己肯定感」と「他者肯定感」は生きていくために最も必要なものと言われています。

ルールや生活習慣、勉強などを身に着ける前に育てるもので、人間の土台となるものなんです。

 

家でいえば、基礎工事の部分です。目には見えないけど、台風が来ても倒れない家を作るためにここをしっかりと作る必要があります。

基礎工事をしっかりしていないのに室内装飾をどうするかばかり考えても仕方がないですよね。

 

子育てで言えば、特に3歳までは、自己肯定感と他者肯定感をしっかりと育てるべき時期です。

 

家だと基礎工事をしないと建物が建たないのは明白ですが、いざ子育てとなると子ども(家で例えると建物)が見えているので忘れがちになります。しつけとか勉強、スポーツという目に見える部分は、土台作りがしっかりできているからこそしっかりと育つんです。

 

私もこれを知る前は、子どもにはこれをやらせて・・・とかいろいろ考えていました。

子どものことを真剣に考えれば考えるほど、そう思ってしまう人多いんじゃないかなと思います。

 

でも、それを考える前に「自己肯定感と他者肯定感を育てることの重要性」をぜひ知っていただければうれしいです。


わかっていてもすぐには、、、と思ってしまうと思います。私もそうです。

でも、まずは知ること。それから、できそうなところから考えてみること。

できる範囲で出来そうなところから。

続けるためにはとても大切なことです!

 

みなさんは、どう考えますか?

 

次回は「乳幼児期の自己肯定感と他者肯定感の育て方」についてお伝えします。

https://ameblo.jp/oyakodeasobu/entry-12482963946.html

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日もみなさんが笑顔で過ごせますように。