不登校でも大丈夫!
心理学+漢方アロマで
親と子の心と体を元気にする
不登校カウンセラー・上谷たかこです。
勤務先の中学校で
体育祭がありました。
わたしは普段、英語の授業でしか
子どもたちを見ていないので、
走っている姿を見るのは新鮮です。
しかもだいたい、勉強が苦手で
授業でグズグズ・ダラダラしている子のほうが
運動会では活躍しているんですよねー
なんだかうれしくて、感動してしまいます^^
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子どもが輝ける場所は
ひとりひとりちがう
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昨年のクラスに、英語が苦手で
成績がいつも下位の女の子がいました。
「先生、わたしぜんぜんできない…」
授業では、挙手も発言もせず
うつむき加減で、さえない印象でした。
ある日、職員室で
音楽の先生の口から、その子の名前が出ました。
「ほんと、センスがある!
あんなふうにピアノが弾ける子、
なかなかいないわー」
え? ◯◯さんの話?
もしかして、同じ名字の子がほかにいる??
わたしの中で、どうしても結びつかなくて
その先生に確認しました。
「それって、△組の◯◯さんの話ですか?」
「そうよー。ピアノも歌い方も
こういうふうにしてって言うと、
一発で直してくれるし」
えええーーー!
あの子に、そんな才能があったとは!!
もちろん、音楽の成績は上位とのこと。
だったら、べつに英語ができなくたって
いいじゃない!
おととしも、クラスに同じような子がいました。
その女の子も英語が苦手で、
「先生、どうしたらいいですかー(泣)」
って、よく弱音を吐きにきました。
でもその子も、音楽では
ずば抜けてイチバンだったのです。
それを知ったときも、ビックリでした。
そういう子たちに、伝えるんです。
「音楽の先生、すごくほめてたよー!
得意なものがあるなら、それで十分じゃない!」
でも、表情は晴れないのです。
どうしてでしょうね。
学校では、国数理社英の
「5教科ができないとダメ」
ってなってしまうのは。
体育でも、美術でも、音楽でも、
好きで伸ばせるものがあるなら
最高じゃないですか。
べつに、通知表にのる9教科の中に
なくてもいいと思います。
ゲームだって、悪くないと思います。
それに没頭して、とことんやっていたら
そのうち自分で作ってみたくなって
プログラミングを学びたくなるかもしれない。
そして、そのためには数学が必要だとわかって
自ら勉強するかもしれない。
その先になにがあるかは、わからないですよ。
でもわたしは、
すべては「好き」の延長線上にある
と思っています。
受験で必要なため、
学校では主要5教科に力を入れています。
「苦手克服!」を掲げて
すべてなるべく良い成績が取れるようにと
宿題や課題を出していきます。
でもそれって、子どもたちの可能性を
つぶすことにもなりかねないな。
そう感じるんです。
みんながみんな、
国語も数学も英語もできるようになったら、
逆にこわくないですか?
そんな必要あるんでしょうか?
がんばってみても、なかなか頭に入らない。
好きになれないし、成績も上がらない。
人間だれでも、好き嫌いがあるじゃないですか。
それを無理になんとかしようとするよりも、
それぞれ自分の好きなもの・得意なものを
伸ばすことに時間を使ったほうが
子どもたちは幸せだと思うんです。
ひとりひとり、輝ける場所はちがいます。
どうしても、子どもの世界の中心は
学校になってしまうので、
勉強が苦手な子は、下を向いてしまいます。
でも、どの子にも、輝ける場所はあります。
そしてその場所は、子どもたち本人が
わかっていると思うんです。
きっとそれが、「好き」という気持ちで
現れてくると思うんですよね。
だから、お子さんの「好き」を
大事にしてあげてください。
それが、勉強じゃなくても、
認めて、信じてあげてほしいです。
お子さんがいちばん認めてほしい相手は
お母さん、あなたです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました^^