時々、受講生の方から、
「親業って、ホントにお安いですよね!もっと高くてもいいのに。。」
と言われます。
あ、、、、、、、、、
そうそう、私もホントにそう思います。
おかん塾の講座にたどり着かれる中高生のお母さんは、
他にも子育てプログラムにアンテナが立っている方も多く、
時には、色んな親のための学びを遍歴した方も、専門職の方もおられるのですが、
費用対効果を考えると、親業ってホントにいい~
うんうん、
生々しい、リアルな親子関係に切り込んでいけるやり方だからね!
だから、マジで取り組んでいくと、必ず親子関係・人間関係が変わると思う。
頑張ってるのに、なかなかシックリこない~
上手くいかない~
って場合は、必ずどこかに歪みや理由があると思います。
子育ては「テクニック」ではありません。
子育ての問題は、
「子どもとの適度な距離感」や「信頼関係」が出来ていない時で起こります。
そして、
親業を学び始めても、
子どもを「変えたい」「こうなってくれたらいいのに」という想いが強する時、
その想いが子どもへ漏れ出て、子どもがその想いに耐えられるほど強く育っていない時は、改善には時間がかかります。
子どもへの共感のし過ぎ、甘やかしなど、
優しいコトバで寄り添い過ぎてきた場合などは、子どもの依存心を育ててしまっているからです。
親業には、コミュニケーションのスキルが具体的に指南されています。
これが素晴らしいからと言って、これを使うと子どもが思い通りに動くというのは、それは違います。
親業は、子どもを思い通りに動かす為の方法ではありません。
親子関係が本当にシンドイ時は、どうしていいのかわからずに、やり方に目がいきますよね。
具体的にどうすればいいのか?
でも、本当に大切なのはマインドです。
もっと大切なのは、あなたの心の状態をあなた自身が整理し、受け入れることです。
即ち、あなたがどんな気持ちでいるか?何を望んでいるか?
どんなに、頑張っても、内にある本当の気持ちと外に出る態度や言葉が一致していなければ、不信に思います。
子どもは敏感にそれを見抜きます。
なので、何をおいても「誠実さ」が大切だという事です。
尊敬する河合隼雄先生のベストセラー著書「こころの処方箋」に、
「理解ある親」をもつ子はたまらない
と言う一説があります。
こころの処方箋 (新潮文庫)
497円
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厳密に言うと、
理解のある親が悪いのではなく、理解のあるふりをしている親が子どもにとってはたまらない存在になる。
子どもを真に理解することは、大変素晴らしい事である。しかし、真の理解などということは、ほとんど不可能に近いほど難しいという自覚が必要である・・・
つまり、
「わかるよ」
なんて、容易に言わないほうがいいという事。
本当に子どもを理解しているのなら、態度そのものが変わってくるはず。
コトバだけ「わかるよ」なんて理解しているふりをして、内心思っていることを言わずに蓋をすることは、かえって子どもの心を逆なですることになります。
私は
理解ある親になろうとするよりも、まず自分がしっかりと自分に正直に生きることの方が、大切だと、この本から教わりました。
そして、
子どもを理解しようとするほど、子どもの全てを理解することなど、できないことを知りました。
だからこそ、
私は知らないし完全に理解することはできないけど、
何かあるんだろうな、という相手への信頼と、
自分がすべて理解し得ないことを認める謙虚さ
というのがとても大切なのかなと思います。
日本人の子どもは自己肯定感や自尊心が低いと言われていますが、
それは、子育ての問題ではなくて、
お母さん自身が、自尊心が低~いのだと思う
もちろん、
私もそうだったな~(過去形)
今の親も、
その親の世代から、
怒られたり、
命令されたり、
不安を駆き立てられて、アメやムチを巧みに使って動かされてきたから、
そのやり方しかしらなくて、
本心を隠したまま、
違うやり方をしたくても、どうしたらいいかわからずに、
それが継承されているだけ。
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