Ski日誌2023-第14弾:相方お受検③「検定本番」編(2/24-25) | 滑り屋本舗 ☆ 雪がある限りはSKIに行こか~♪

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Skiは「おバカ」、機械モンは「おタク」、文書表現能力は「ナッシング」のワタクシが
日々の出来事をユル~く綴ってます。
参考になるようなネタは皆無なので、『アホやね~♪』とか『ぷぷぷぷっ!』 と笑い
飛ばしながら読んでちょーだいませ。

お待たせいたしました!!、
それでは相方の検定動画とその演技に対するワタクシのコメントをお届けしまーす!!。
なお、実技検定で使われた各コートは班ごとの演技が終わる都度、大会関係者によるデラがけが行われました☆感謝感激雨あられ。
※デラがけ隊にはスクールスタッフはもちろんのこと、近隣の十日町や五日町のスクールスタッフも駆けつけてくれてました(新潟県連のやる気・底力を見た感じ)






【検定会初日:2/24 天候は終日曇天】
雪AM:理論検定

前日受付をした塩沢公民館にて実施。

近くにはとても立派な六日町文化会館が国道沿いにあるんやけどね~

09:30理論検定における注意点などの説明があり、10:00-11:30の枠で理論検定開始。
ワタクシはロビーや車で待機しておりましたが、今回は10:30の時点で退席者が出始めました☆何でもCOVIT19を考慮しての措置だそうで、回答が済んで挙手すれば退席可だったんだとか。

ウチの相方は11時ちょっと前に出てきましたが「あまり自信ない、落としてたらゴメン!!」とのことでしたねぇ。
設問は「4~5つある例題から間違っているモノを複数選べ」ちう、前回と同様の 『 間違い探し方式 』 だったようですガ、相方曰く「過去問をやってても、見ておけとされた資料に目を通しておいても答えられないトコがあった」ようです。
◆問題用紙を見たところ「デモ選・ナショデモ選の開催年」とか、インタースキーに派遣する日本選手団の「団体別棲み
 分け数」とか、これらは教程に載ってる規約を深読みしてないと答えられない
◆それらを目指すとか既に在籍しているような方は目ェ通すのでしょうけれども、ワタクシらのような一般スキーヤーは
 スルーしますわな(ま、答えられんでも大した痛手にはならなそうやったケドな)


ここ何年かのトレンドなんかも知れませんが、理論検定の設問って「イヤらしいんが」多いような気がしてます(笑。
ただ、
この日の行程が終わってホテルに戻った際、ワタクシなりに採点してみましたところ「まあ、7割は出来てるだろう」と踏んだ次第です~♪。(安直??、甘過ぎ???)




雪PM:実技検定
◇第1種目:滑走プルークから基礎パラレルへの展開

ブルーバードコース上部にて実施、6番スタート


滑走のプルークから粗野な段階の基礎パラを経て、両脚の動きが同調し始める滑りに発展させていけば良い種目。(昨年から、基礎パラレルの操作については「内膝を返す」等して強制的に同調させるものはご法度扱いとなりました)

この種目、お受検生にとっては「鬼門のひとつ」で合格率も未だに高くありません。
失敗するパターンとしては、先にも申したよう基礎パラの段階から左右の脚の動きが「完全同調してしまう」ものや、いきなり「密脚操作になってしまう」ものが多いように思います。
また、滑りを発展させていく過程ではスタンスが徐々に狭まっていくという「見た目の変化」も現れるべきところですが、これが全くない滑りも失敗パターンだと思います。

相方の滑走順が来るまで皆さんの滑りを拝見しておりましたが、中には、上記の失敗パターンをトレースするような方もおりましたね。

演技ポイントとしては、
①プルーク形状→パラレル形状へと発展させていくため、滑走スピードも徐々に上がっていくべきものであること
②滑走のスペース配分にも変化が現れるべきものであること
(A:狭めていくパターン、B:広げていくパターン、C:全て均一のパターン)
 ※上記のうち、B・Cパターンは身体が回転内側に入りやすくなるので結構難しい
   ⇒左右バランス取るのがシビアになる
 ※ワタクシが演技する場合は、もっぱら「Aパターン」ですね(Cもヤルことあり)
   ⇒演技するにあたって、いらん気ィを使わんで済むから
とワタクシはとらえております。

さて、その相方ですが、、、、
滑走のプルークで横のスペースを大きく取り、技術展開の過程で徐々に幅を狭め・スピードを高めていく「Aパターン」で演技しました。

練習の過程においては、粗野な基礎パラから両脚の動きの同調が明らかになっていく行程で「いきなり脚が狭まってしまう演技をする」ことが多かったのですが、2日間の最終調整にて 『 イイカンジの流れ 』 を掴んだので、本番の演技においても 『 滑らかに連続していく動き(操作)』 や 『 自然でスムースな発展過程 』 を表現できたのかな思います。

ワタクシとしても合格に太鼓判を押せる「質の高い演技」「リファレンス的な演技」だったと思いました。(実際「今期1番の出来」と思いましたもの)
また、そうした滑りには 『 種目をきちんと理解し、練習もしっかりと行ってきた 』 結果が滑りの中にも現れるのではないかと思っておりまーす。



◇第2種目:不整地小回り
ファルコンコース上部にて実施、2番スタート


コブ滑りの場合、「脚をしっかり閉じ・上体をフォールラインに固定し続けたまま・ストックをしっかり付けば」何とかさばけるのですが、ワタクシや相方程度レベルの滑り手にとっては 『 そうした平常心がぶっ飛んでしまうのがコブ滑りの常 』 な訳なので、「どんなに格好悪くても構わないから完走することだけに集中して」とお願いして送り出しました。

プライズテストとは違い、およそお受検においては「以下のお約束を守りさえすれば」合格点が出るのでね!。
 ①スタートからゴールまで、終始「ズルドン滑り」では来ないこと
 ②転倒はもちろんのこと、コースアウト・途中停止をしないこと

相方は2番スタートだったので前の班の皆さんから見させていただきましたが、やはり平常心がぶっ飛んでしまったような方は多かったですし、転倒者も散見しました。

その相方ですが、、、、
前日の練習でも滑った「下から見て左のライン」を降りてきました。(約4mピッチで、後半にピッチが速まっていくライン)

スタートから中盤までは「脚の多少のバラけはあったものの丸い弧を描いていた」のでまあまあな感じ。ただ、ピッチが速まった時点から脚のバラけが目立ち始め、ゴールまでは「テケテケ滑り」と相なりました(笑。

まあ、それでも相方の滑りより遥かに劣る滑り手もジャッジは見てきたハズですし、1番スタートのお受検生は「終始脚を閉じれないままの演技」だったので合格点は頂戴できたと確信しました。



◇第3種目:総合滑走リズム変化
コンドルコース下部にて実施、29番スタート


脚前の差が如実に表れる種目ですが、基本的はには「元気の良さ」「歯切れの良さ」がジャッジに伝わればOK。
なお、事前情報として「林側の雪はモサッていて転倒者も出ている」という情報を聞き及んでおりましたし、ジャッジの位置もスタート位置から見て「かなり左側」だったので 『 林側には近づかないでね 』 いうアドバイスを伝えて送り出しました。

その相方ですが、、、、
リズム変化するパートが「左右で1回ずつ」という、今期練習してきたパターンでまとめ上げております!!。

滑走順が「最終組の最後から2番目」と遅かったので、既に斜面は荒れてボコボコと化しておりましたけれども「ポジションを下げたまま、荷重が上に抜けることなく滑り切った」ので安定した演技が出来たのではないでしょうか?。なお、滑走スピードは決して速いものではありませんでしたが「遅すぎて評価できない」レベルでもなかったので、まあ、問題なく合格点は出ていると思いました。

初日終了後は夕焼けも臨めましたヨン







【検定会2日目:2/25 天候は終日雪】
雪AM
◇第1種目:プルークボーゲン

ブルーバードコース上部にて実施、25番スタート


余計なことはやらずに「スキーの反応を待つ演技」がコレ。
重要なポイントは 『 常に体の重心を双方のスキーの間に置き続け+スタートからゴールまでハの字形をキープし+外足に重さを預けてターンを誘発し+切り替えではニュートラルを確実に取る 』 こと。
ただし、パラレルターンに繋がっていく要素を滑りの中で表現していくことが求められているため、ハエが停まるかのような遅い滑りは不可とされ、ある程度の滑走性が必要ともされています。

なお、今回の検定コートは距離が短く「滑走性を高めていこうとして縦目に行くと3ターンで終わってしまう」危険性を秘めた難しい設定となっておりました。(規定では4ターン、実際3ターンで終わったお受検生もいた)

その相方ですが、、、、
いや、もう「これは完璧!」といえるような演技でした!!!。

待ちの姿勢は保持しつつも、滑走性を伴った滑りで「この種目で求められている模範解答そのもの」だったように思います。
とりわけ、腕の構えも極々自然で、ジャッジにも「この選手、本当にリラックスした中で演技してますね」いう余裕が確実に伝わったのではないでしょうか??。

もはや、師匠であるワタクシの演技を超えた1本☆加点対象とされても良いような出来栄えだったと思いました、ええ。



◇第2種目:シュテムターン
スワローコース上部にて実施、21番スタート


ワタクシとしても「最も得意とし、常に加点狙いでいく」種目がコレ☆なので、相方に対してもそのためのノウハウの全てを継ぎ込んでもおります。
この種目において「やってはいけないこと」は、切り替えで上体を起こさないこと(胸を張らないこと)と、開きだしを大きく取り過ぎないこと(バランス崩すんで)の2つのみ。

その相方ですが、、、、
5ターン構成で来ました!!。

これは相方の戦略だったのかも知れませんが、検定コートは演技が始まるPMまでの間「降雪の中クローズされていたまま」だったので、足場がやわらかめなのは確実☆つまり、スピードが乗らない状況と判断したのでしょうかね?。(ま、行き当たりばったりでの5ターンかとは思うけど)

実際には4ターン目の山回りでスキーが先行してしまい、その一瞬「上体を煽られて遅れたシーン」がありましたが、その直後、キッチリとリカバリーしたので問題ないでしょう。(ここ「何かあった」ようで、転倒者が出たのも、正にこの場所でしたね☆相方の挙動からも、ここだけ雪が掃けて固い下地が出ていたのかなと推測)

そういうう訳で、今回も「加点を狙えるにもかかわらず、そうしなかった演技」でしたし、また、実際問題1ターンしくじったため、ワタクシとしての満足度は差ほど高くない1本でした。(当然、合格ラインではありますが)



◇第3種目:パラレルターン大回り
コンドルコース下部にて実施、18番スタート


これも脚前の差がの如実に表れる種目ですが、今季の相方は、今現在の滑りを再現できれば合格点を頂ける域には達していたので「普段どおりいってね」とだけお願いして送り出しました。

その相方ですが、、、、
「5ターン構成」でまとめ上げてきております!!。(やっぱ、ウチの相方はスピード耐性が高いんやな☆あるいは「おニブ」のどちらかやね)

棒立ちポジションでもなく&低すぎて縮こまったポジションでもない「適度なポジション」の中で、脚が動くことによる上下の動きを伴いつつ、まずまずのスピードを伴った演技☆当然、ワタクシとのお約束事である足首のブロッキングや肩甲骨を支点としたストックの構えもバッチリと、申し分のない演技だったと思います。

とりわけ良かったのは「切り替えで落差を大きく稼げた」点で、ターンからの抜け出し方向も良かったため 『 積極性を感じ取れるような1本 』 に見て取れました!。
(その反面、フィニッシュターンは網に突っ込みそうになって格好悪かったですが☆網にかかったら大いにウケたハズなんに、ちっ)

ワタクシとしても満足できた滑りでしたし、誰に対しても「これまでの相方のロングとは違うのだよ」と胸を張れるような1本だったように感じたトコロです。





雪PM
◇第4種目:横滑りの展開

スワローコース上部にて実施、14番スタート


これは「ポジショニングが命」な種目。
正直、適切な外後傾姿勢をキープできれば絶対失敗しない種目とワタクシはとらえております。(ま、実際には「その姿勢」をキープし続けるのが難しく、普段から意図的に練習しておかないと習得しきれない演技ですケドね~)

相方もこれまでに2度ほど落としており、また、気持ちの中でも「苦手」としているようなので、本番に向けて「最も練習した種目」なのではないでしょうか?。
※お受検「種目」としてではなく、ショート・ロングターンのベースとなるべき「舵取り期のポジショニング」に狙いを置いた練習ね
※ロングパートにおける「右脚外足時」の顔の向きが芳しくない(正対しすぎる傾向強し)
※ショートパートにおける「右脚外足時」の上体の構えが芳しくない(内手を引くので身体が回り気味)

その相方ですが、、、、
うん!、ロングパートは問題なし☆ただ、ショートパートで「ゴールが近づくにつれ」いつものクセが出ちゃいました~♪。

とはいえ、腰までは回りませんでしたし、まあ、合格点は頂戴できそうでもあったんで ヨシ! としときましょう☆。
ショートパートを「コブ滑り」とか「普段やるショートターン」と位置付ければ、こうした問題も発生しませんし、また、そうした練習を続けていたので「身についた」と思っていたんですケドねぇ。まあ、本番ゆえ 『 そうした注意点がぶっ飛んでしまってる 』 のかなとは思いましたケド、、、、まさか!、既に記憶できない脳ミソになってしまったんか?相方??。



◇第5種目:基礎パラレルターン小回り
コンドルコース下部にて実施、10番スタート(検定コート写真撮り忘れ)

これはお受検8種目中「最もお気楽に臨め、緊張しなくとも済む」種目と日ごろから考えております。
なぜなら、普段取り組んでいる、ないしは目指しているショートターンである「カービングショート」の数段階手前のレベルで演技すれば良い訳ですからね。(要すれば「結構ゆったりとしたリズムの中で丸い弧を確実に描いていけば」OK)

それなんに、相変わらずいますね「コレやったらダメ、ゼッタイ!」の方。
具体的には、以下のあたりかなと(爆。
 ①ダメ、ゼッタイの代表格「ワイパー滑り」
 ②回転弧を鋭くしようと「単純にリズムを早めているだけで、エッジの角度が全く伴わない滑り」←板自体は丸い軌道で動くものの回転弧は歪、要すればズレズレ

なお、演技するにあたり「コート中央はパラ大で、中央から左寄りにかけては総合滑走で踏みしめられ固くなってるはずだから林寄りを降りてね」と伝えてから送り出しました。

その相方ですが、、、、
スタートしてから数ターンまでは足元を確認しながらの滑りと見て取れたものの、リズムに乗ってからは「イイカンジ」になってくれました!!。
本人も気持ち良かったようで「今日1番の滑り」としておりましたね。

実際、歯切れも良く・抑揚感も醸し出し・勢いに乗ったまま落ちてこれましたのでジャッジの評価も好印象だったのではないかと思いました。



----ほし1----ほし1----ほし1----ほし1----



以上が、相方の演技動画にワタクシなりの解説・評価を付けた全種目分の報告となります。

正直いうて、
種目単位で見ればワタクシ的に「ああああ…」ちうんもありましたけれドモ、全体を通じて 『 不合格とされるような滑り・要素 』 は無かったように思えましたんで、検定会終了の直後から「今年は拾ってもらえそう」と算段しましたー!!。

宿に戻っても、まだゴン降りでしたわな(やっぱ新潟の雪降りは半端ないワ)




じゃ、今日はこんなトコでっっ!!
またお会いしましょ、しーはいるっっっっ!!!!



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