【2022改訂版】指導員検定合格に向けた「頭の整理」(悪魔の長文) | 滑り屋本舗 ☆ 雪がある限りはSKIに行こか~♪

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Skiは「おバカ」、機械モンは「おタク」、文書表現能力は「ナッシング」のワタクシが
日々の出来事をユル~く綴ってます。
参考になるようなネタは皆無なので、『アホやね~♪』とか『ぷぷぷぷっ!』 と笑い
飛ばしながら読んでちょーだいませ。

今シーズンの指導員検定を受検する方々に届けば良いな-という思いで、この度、2016年11月にアップしていた 『 お受検対策講座 』 の内容を改めました-!。(ワシの相方!、貴女も読んどき>笑)

正直、全日本は「検定要領」を変更していないので、今回、内容を改めたと申しても、かつてのものを根幹から変えている訳ではございませんので、そこは、ご容赦願います。
また、各種目の解説を行うまでの 【始めに】~【資格奪取への一考察】 にいたる 『 長~い前振り 』 部分についても、かつての書きぶりを若干リファインしただけとなっておりますので、一度ご覧になっている方は読み飛ばして頂いても結構ですよ~♪。

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【 はじめに 】
ワタクシは実際の指導員検定会でジャッジメンを務める立場にはありませんので、当然のことながら、本記事に対する「異論」「否定論」は発生するだろうと感じています。

しかしながら、
正指導員という現役有資格者として、これまでの18年間で培ってきた経験やほぼ毎年参加している研修会における情報、上部団体に所属する講師らからの情報は集約しているつもりなので、ここで書き綴っている事柄が、あながち「間違っていると断定される程エエ加減なもの」でないことだけは、申し上げさせて頂きたく思ってもおります。

そのため、
ここまでの記述で既に違和感を感じた方やムカついた方は、この先に進むこと無く、この時点でお帰り頂くのが宜しいでしょう☆。
「アイツ、前の記事を書き直したらしいんで、読んでやっても良いぞ!」という方のみ、お進み下さいね。




【 2種類存在する指導員資格 】
さて、準指導員検定と正指導員検定ですが、検定種目そのものは同一です。
では、一体どこが、何が違うのでしょう?。

・・・・・・・・・・・・??

漠然とし過ぎているので切り口を換えますね。
指導員検定というカテゴリーにおいて、準指検定で求められている演技と正指検定で求められている演技とでは決定的に異なる要素があると思っており、それが正指検定での評価ポイントと考えているところなのですが、それを具体的にイメージできますでしょうか?。

・・・・・・・・・・・・??

ここで、イメージできない方にキツく申しますことをお許し頂きたいのですが、、、、、
間近に迫った検定に臨もうとする今の段階で、準指検定と正指検定の差をイメージできない方は、、、、正直、時期尚早なんだろうなと言わざるを得ないと感じます。
まさか、「準指検定と同じに滑れば良いんじゃね?」などと軽くとらえてはいませんよね??、それで資格の差を表現できるとは思っていませんよね???。

・・・・・・・・・・・・

ワタクシ、かつての記事で、準指は「種目毎に求められている要素を表現(演技)できれば合格」とし、正指は「それらを完成させたものを表現(演技)できれば合格」と位置付けました。

言葉を換えますと、準指合格は、スキー指導員としての一躍を担うためのアプローチ、いわば 『 見習い編 』 であり、正指合格は、スキー指導員として独り立ちするためのステップアップ、即ち 『 卒業編 』 なんだろうなとワタクシは考えております。

それゆえに、正指合格のためには準指の滑りを超える「豊かな表現力」、つまりは 『 スキー指導員としての完成度 』を検定の場で披露(演技)する必要があると整理しており、こうした考え方は、ワタクシ自身が現役お受検生だった時から現在にいたるまで、一貫して、そのように整理しているところです。

まとめますと、
『 正指検定で合格点をもぎとるには、全ての種目において完成度の高い演技をジャッジに披露する必要がある。即ちそれは、受検に至るまでの現場での頑張りをジャッジ認めさせることに他ならず、それが 『 この検定における本質 』 となっている。

そのように捉えて欲しい、、、、つまりは、そういう事なのです。←ここまでのくだりは相方に向けたメッセージでもあります(笑




【 資格奪取への一考察 】
ここから以降は、種目毎のポイントを書き綴っていきますが、それらの全てはワタクシ個人の感覚、即ち、「自分が受検するなら、こういう戦略を立てて滑る」という視点に沿って書いたものです。

ゆえに、あくまでも 『 ああ、こういう考え方もあるのか 』 程度の参考情報として留め置いて頂ければ幸いにございます。
何故かといえば、講習等から伝わる情報や滑りを「模倣」して何とかなるのは、バッジテストでは1級まで、そして、指導員検定では準指までと考えているためです。

つまりは、上位資格を入手するためには『 自分で考え(感じ)、正しく整理・消化し、それを滑りに繋げていくこと 』 が必須だと捉えており、また、そうした観点に立つことで 『 演技力を磨き、魅せるスキーを実現するに必要な手法を取り込むことが出来る 』 と考えているためです。

とりわけ、上位資格である正指導員検定に臨まれる方は、是非ともそうした方向にシフトして下さるよう…、ちょっとだけ先に合格した元受検生として切望する次第であります。

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【 各課程種目での差の付け方 】
ワタクシならば、基礎課程種目・実践過程種目のどちらにおいても「滑りの中での抑揚」、つまりスキーの上で常に運動し続けるよう演技します。

抑揚の具体はターンの切り替えにおける「上下動と前後動」で、基礎課程種目では上下動(ただし、脚を延びきらせることはしない)を、また、実践過程種目では前後動を使って滑ることです。(プライズテストではないので実践過程種目で 『 フルカービングで行かねばならない 』 とまでは思っていません(絶対的な自信のある方はやってくれてOKかと))

大きな注意点は以下のあたりでしょうか?。
◇基礎過程種目
  ・上下動を使うとはいえ、ターン切替え時に「胸が反り返る(胸を張る)ほど立ち上がらない」
  ・当然、上体を引っ張り上げるように動くのでは無く「脚を伸展(スキーを踏みしめる)することで」立ち上がっていく
  ・ターンの繋ぎ目では、ニュートラルポジションという「間」を必ず入れる
  ・荷重は脚の「屈曲動作(沈み込み荷重)」で行う(外脚を突っ張ると重心が回転内側に入りすぎてしまうので)

◇実践過程種目
  ・切り替え時の「前後動」では「身体がスキーを追い越している位置関係」が必須(足首ブロッキング再構築のため)
  ・舵取りにおいては、脚を伸展させることで生ずる「雪面抵抗」を荷重として活用する(反力の受け止め)
  ・ロングターンと不整地ショートターンでは脚のストロークを活用したいので「低めのポジションをとる」
  ・これが上手くいかない場合、せめて「舵取りと切替えで頭の高さが変わらないよう仕向ける」

なお、指導員検定は腕の構え方を含む上体の出来具合も見られることから、ポジション(立ち位置)、ポジショニング(働きかけの方向)にも気を配る必要があるものと考えています。←特に「基礎課程種目」では重要です






【 基礎課程種目 】
◇プルークボーゲン

検定要領では「滑走性がある」プルークボーゲンという位置づけとなっておりますが、その反面「静的内傾維持」の滑り、つまり 『 待ち 』 の要素が含まれてもおります。

具体には、重心(立ち位置=ポジション)を両スキーの「ど真ん中」に置き続けつつ、重心を真下に下げてスキーへの働きかけ(身体を預ける荷重&外脚の若干の捻り)を行った結果、ターンが発生する-ちう流れ、つまりは 『 スキーが反応するのを待つこと 』 が重要と考えています。

なお、プルークボーゲンは滑走スピードが遅い分、ジャッジから「最もしっかり・ジックリ見定められてしまう種目」ともいえます。
それゆえ、失敗が許されない・気を抜けない種目だと日頃から感じていますが、とりわけ、検定の場においては、スキーの動き(脚の動き)のみならず、上体の構えなどもガッツリ見られると思いますので、この種目を確実に制覇するためのワタクシ的「演技ポイント」を以下に挙げ、本種目の締めとさせて頂きます。

①双方のストックは引き摺る
身体のクセや個人毎の構造にもよりますが、構えた腕の高さや肩の位置に左右差があると「目立ち」ます。というより、ジャッジの目には 『 貴方相当リキんでますよね? 』 と映る筈です。

準指検定であれば許容範囲のようにも思いますが、こと正指検定だと厳しく判定される可能性があるので、こうしたネガティブな要素は打ち消す必要があり、それを解消する唯一の手法がストックの引き摺りだとワタクシは確信しております。

具体には「ストックのリングが常時雪面に触れる程度に引き摺れば」OKでしょう。
ジャッジには十分にリラックスした滑りですね-と伝わる筈です。(伸縮式のストックで短めに設定していて引き摺れない方は、スタート前までに再調整すれば良いでしょう)

②フィニッシュターンはプルーク形状を是が非でもキープ
フィニッシュをパラレル形状で終わらせてしまう事例は準指検定では多発し、正指検定でも存在しますけれど、ワタクシは約束違反の「×判定」が下されると思っています。(ワタクシだったら出します)

それなので、例え「脚が攣りそうになっても」「筋が切れそうになっても」完全に停止して演技を終えるまでは堪えて下さるようお願いしたいところです!!。




◇滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開
やり方としては 『 2パターン 』 が存在するかと思います。
  パターンA:スタンス広めのパラレル操作において、内足の返しを意図的に行うケース
  パターンB:同上の操作において、内足の返しを自然な流れに任すケース
この種目、かつてはプルークボーゲンからスタートさせていたようですが、最近は「滑走プルークからのスタート」が多いように思いますし、検定コートの長さも「ソレに合わせたかのような設定(6ターン程度)」になっている感じがしています。

ワタクシだとしたら、スタートからゴールにいたるまでで「滑走スペースを徐々に狭めていくよう」かつ、「徐々に縦方向への滑りとなるよう」演技します。(スタート位置から見て、三角形のスペースをイメージし、ゴールが三角形の頂点部分と想定)←スペースの実イメージとしては「漏斗」に近いかも

具体には、
  ①滑走プルークでは「余りズラさず」「横方向のスペースを大きく取る」、スタンスは 『 腰幅よりちょっと広め 』 とする
  ②スタンス広めのパラターンでは脚の同調運動を優先、具体には「内脚の外旋」を使う(「パターンA」のタイプ)
   なお、「広め」とはしているものの上記より狭めたスタンスが前提(同じスタンスだと同調操作が難しくなる)
  ③脚を閉じたパラレルターンではストックを「確実に」使っていく
  ④フィニッシュターンは「切れ上がるよう」仕向ける
という感じとなりましょう。

①~②は「2ターンずつ」、③はゴールまでの残り距離に応じて2~3ターンで構成、スタンスの変化は各項目における「最後の切り替え」で行います。また、演技項目が変わっていく毎に「滑走スピードが上がっていくよう」心がけています。(というより、必然的に上がっていきます)←誰かに教える・見せる際にも、このやり方を踏襲しています

なお、滑走スペースを狭めていかなくとも演技できますが、落差を稼げない滑りになる分だけ「滑走エネルギー」も増えてくれないので、ソレで臨む場合は 『 かなり難しい演技 』 となりますことを覚えておいて下さい。

また、スタンス広めのパラレルターンに移行した部分で「双方の膝を回転方向に返しただけのもの」、つまり 『 スキーへ働きかけている重さが伝わってこないような滑り 』 には「×判定」が下されるように思っています。
 ⇒同調運動の要である外脚「内旋」と内脚「外旋」は、双方のスキーに重さが乗っている状況の中で行われるべきもの
 ⇒膝を返しただけの動きは、それこそ「一発」でバレますんでね(ワタクシ程度の指導員でも見分けられます)


スタンス広めのパラレルターンを演技するにあたり、内脚の外旋が苦手(「この演技上」での同調操作)な受検生は、1ターン目に「プルーク形状」が若干残ると思いますけれども、どうやら、そのへんは 『 演技者のスキルの幅 』 として認めてくれているようであります。(ただし、プルーク形状が残りきったままのパラレルターンを継続すると「×判定」となる模様:鹿島槍会場での相方がソレ)




◇基礎パラレルターン小回り
基本的に、普段やっているショートの「何段階か前のレベル」で「ゆったり目のリズム」で演技すれば良いと整理していますので、ワタクシ的には 『 お受検種目中で最も楽できる種目 』 と位置づけています。
したがって、速いリズムで演技してしまうと「スキーのテールを振り気味」となる操作が出てしまう可能性があるので、そこはご注意願います。

演技内容の幅は広く、それこそ、パラ小回りの「ベースとなるような滑り」から「ハイレベルな完成形の滑り」まで合格点の対象となりましょう、要すれば 『 丸い回転弧の深回り 』 で演技すれば良い訳です。(ハイレベルな滑りほど「高得点」となるのは、言わずもがな)

逆に、「これだけはやってはならない滑り」というのがあり、それは 『 フルカービング・ショート 』 と 『 ワイパー・ショート 』 の2つ☆それさえしなければ大概失敗することもない種目かと思っています。

そのため、ワタクシがこの種目で気をつける点としては「スタンスを広げすぎない」ことでしょうか?、腰幅以上のスタンスで滑ると 『 自らは意図しないものの、パッと見でカービングしているふうに見えてしまいそう 』 に感じておりますんでね。
 ※「競技屋さん」のショートがその典型、理由はスタンスが広いがゆえに「4本全てのエッジ」を使ってしまいやすいから
 ※ワタクシとしては、ある程度のズラシも見せたいので「ナチュラルスタンス以下の足幅」で滑ることを推奨します





◇横滑りの展開
「ポジショニングが命」であることは準指検定と変わりませんが、一層の完成度が求められているととらえています。

よって、
  ①スキーや上体の構えが大きくブレるなど「不安定な」滑り
  ②準指では許容範囲だった(かも知れない)「遅すぎる」or「早すぎる(加速していく)」滑り
  ③スキーへの働きかけ、特に「荷重(沈み込み)操作を行っている様が見えない」滑り
  ④ショートの部分で「真下方向に落ちていけない」滑り
は「×判定」となる可能性が高いと思っています。

なお、この種目は特にショート部分への「入り」が難しいと思いますが、コツは以下のとおりなので参考までに。
  ①ショートへ切り替わるロングの最後は「しっかりと荷重する」つまり、制動をかける
  ②ショートの切り替えは、弧を描くというよりは「スピン(Pivot)」させる、つまり、ショートで真下に落ちていく時間帯を長めに取る

この種目での誤魔化し演技の代表格である「単にエッジを緩めることで横滑りを発生させる方」や「ポジショニング(顔や腰の向きと腕の構えの関連性)を理解しきれていない方」にとっては、かなり厳しい種目かと思います。

なお、この種目においては必然的に 『 スキーの前後差が生じる 』 訳で、それを言い換えると 『 荷重+前後差による雪面抵抗、即ち、ブレーキがかかっている状態が既に生じている中で演技していく 』 ことに他なりません。(その影響を最も受けるのがロングの部分)
したがって、ロングの部分で必要以上の荷重を与えると 『 遅すぎ 』 て、単にエッジを緩めるだけだと 『 早すぎる(終盤にむけて加速していく) 』 事態を結果的に招くととらえています。


また、最近はジャッジへの見せ方も考慮する必要があるようにも感じています。


数年前の「鹿島槍会場」のように、検定コートの上から下まで丸々視認できるような場所(対岸斜面)からジャッジするなら問題ないのですが、検定コートのゴール下に鎮座してジャッジするような場合、それも、検定コートに斜度変化がある状況、具体には「ロングの部分が緩め、ショートの部分がキツめ」の設定になっていると(今年の鹿沢会場が正にソレ)、ロング部分でのスキーさばきが 『 ジャッジからは見えない(※) 』 ようなのです。
 ※数年前の正指検定で実際にあった話、合格発表の際、班別のジャッジリーダーが「そのように言及」している
 ※この時の共通着眼点として「ロングの部分で早すぎるのは、一様にターンしていると見なした」そうです


そのため、今年の鹿沢会場に代表されるようなシチュエーションにおいては 『 ロングの部分では横に引っ張らず、縦目に落ちていく演技を心がける 』 などの見せ方(アピール)も合否に関わってくるのかなと考えている次第です。






【 実践課程種目 】
◇シュテムターン

シュテムには2つの滑り方があろうかと思います。
1つは、急斜面を安全確実に降りて行くための「制動系シュテム」、もう1つは、パラレルターンに直結している「推進系シュテム」かと思いますけれども、指導員検定の種目で求められているのは後者です。

具体には「開き出したスキーが着地してエッジが噛むと同時に内スキーを引き寄せる滑り」つまり、山回りに入る前にシュテム操作を終え長い舵取りを行ってスピードをコントロールしていく滑り、要すれば 『 切替えの動作以外はパラレルターンそのもの 』 いう滑りで演技する必要があります。
 ⇒そのため、スキーの開き出しは「引き摺り系」ではなく「浮かせ系」が有効かと思います
 ⇒高速で演技する場合、開き出しの形状は必然的に「パラレル(スタンス)」に近づいていくでしょう
 ⇒そのへんは検定コートの設定斜度「如何」に関わっています(緩斜面設定で制動系は「×」:木島平会場パターン)


ただし、どんなに高速で演技しようとも「スキーを開きだしていく際にはポジションが起きる」、即ち、開きだし(切り替え)と舵取りの間には明確な 『 抑揚 』 が生じると考えておりますので、そうした動きが見えない滑りは評価されないように感じております。

それなので、当然、以下のような滑りは「×判定」が下されるでしょう。
 ◇抑揚が無い滑りの代表格として「棒立ちのまま」「縮み混んだまま」、つまり、スキーの上で「固まってる」演技
 ◇開きだしで「胸を張って(反り返って)」しまう演技(これをやった瞬間「後傾」となり、足首のブロッキングが緩みます)




◇パラレルターン大回り
「ベンディング系でスピードレンジを高めた滑り」で臨むか、「スピードは抑えつつも、ある程度の抑揚を見せる滑り」で臨むかの二者択一かと思います。

共通ポイントは「ターンの切り替えは前後動、かつ、身体がスキーを追い越していること」でしょう。

また、スキーへの圧が抜けてはならないので、切り替えでは「スタートした時のポジションより 『 絶対に 』 高くなってはいけない点も、演技上の注意点ですね。←高くなったら「負け」です
そして、この種目は「それなりの」滑走スピードが必要なのでポジションは「低め」の方が吉なのは言うまでもありません。←ポジションを下げて臨むのは実践ショートやコブ滑りも同じ

誤解されているのは 『 腰高のポジション 』 で、代表的な失敗例として「棒立ちの固まり滑り」がありますけれども、これ 『 間違いなく 』 評価されませんので御注意下さい。




◇パラレルターン小回り不整地
基本的には「破綻すること無く・途中で止まること無く完走できればOK」かと思います。

ただし、指導員検定として絶対にやってはいけない事例があり、それは以下のとおりです。
 ・スタートからゴールにいたるまで「終始ズルドン」に徹している滑り
 ・途中で滑走ラインが無くなった事を理由に、自らの判断で「演技を停止してしまう」滑り

まあ、このあたりは不整地小回りをジャッジするにあたっての共通事項かと思いますが、プライズ検定でなければ 『 ポジジョンを下げて+ストックをしっかり・確実に突いて滑れば 』 大概はなんとかなるように思っています。

なお、コブ滑りの技術的な詳細は、かつてしたためた 『 コブ滑り覚書 』 の方にガッツリ書いてありますので参考にして下さい!。(赤色文字をクリック!)





◇総合滑走リズム変化
演技中、スピードが「死なない」よう滑ることが唯一のポイントと整理しており、これは遙か昔からの 『 お約束 』 で 『 不変なもの 』 かと思っています。

大切なのは 『 スキーに働き続けて運動の流れを止めない 』 & 『 小回りを連続し過ぎない 』 & 『 助走区間を長めにとる 』 & 『 検定コートの斜面構成を読み取る 』 と、まあ、およそ総合滑走における注意点いいますか、昔からのお約束事をキッチリ守ることに尽きると思います。

なお、演技していく上での注意点はとして、、、、
 ①ジャッジに「アイツ遅いな」と思われたら、、、確実にアウト!
 ②クニック等の凸部分で「飛ばされ」たら、、、問答無用でアウト!
 ③検定コートの幅を「有効に使えていない」滑りは、、、概ねアウト!


この3つが1級バッヂテストからプライズテストにいたるまでの 『 ダメ!、ゼッタイ!! 』 に位置付けられていると、これまでに関わってきた様々な先生(スクールや県連)らから聞き及んでいます。






以上、ワタクシが頭に描く種目毎の演技ポイント・戦略をお届けしました。
コレを読んだからといって合格できるとは限りませんが、少なくともワタクシは、これらを表現(演技)できれば必然的に結果を伴う、つまり 『 桜は咲くもの 』 と考えているところです。

指導員検定は技術力に加えて 『 演技力 』 も必要ですが、決して、合格は高すぎるハードルだとは思っていません。
かつての記事でも申し上げましたが、自らの演技(指導現場では「師範」です)が「生徒さんらに」正しくキッチリと伝わるか?、そのためには「どのように表現すれば(演技すれば)」良いのか、そこが合否を分けるポイントであり、また 『 指導員検定 』 という特殊なカテゴリーに位置づけられている本検定の特色なのかなと考えています。

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かつての記事を改めた今回の記事が微力ながらでもお役に立ち、多くの合格者を生み出す結果に繋がるようであれば、元お受検生の一人として、また現役のスキー教師として、これ以上幸甚なことはございません。

本年に受検される皆さんの奮闘を心よりお祈りいたします
2022年1月吉日 文責:滑り屋本舗☆Oyagee1103




最後までUltra²長文にお付き合い頂き感謝・感謝ですっ!!



じゃ、今日はこんなトコで
緊張する検定とはいえ楽しんで挑戦して下さいネ☆しーはいるっっっ!!



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