アラーム分析ランキング -2021年2月~2022年1月- | OX理論が測る企業価値

OX理論が測る企業価値

26年前、資金繰りに特化した財務分析手法が産声をあげた。
それは、【あらかん】から【OX理論(アラーム管理システム)】へと進化を遂げた。
【OX理論】を土台として、企業分析にいそしむALOX社専属ライターのメールマガジン、それに付随するこぼれ話を掲載。

【Alox】 『第三の眼 ~看破する力~』 http://alox.jp/  vol.51
◆ 目 次 ◆

【1】  今号の一言   『値上げラッシュと借入金の返済』

【2】  本文      『アラーム分析ランキング -2021年2月~2022年1月-』

【3】  編集後記    『FIFAワールドカップカタール2022』




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【1】 値上げラッシュと借入金の返済
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これほどまでに、平然と値上げが実施される事態は、記憶にない。
巷間言われている値上げの要因は、3つある。


1.電気代、ガソリンなどのエネルギー価格の高騰
2.原材料価格の高騰(コロナ、ウクライナ問題等が影響)
3.円安(110円から150円へ高騰)


インフラというべきエネルギー価格、原材料の高騰は、
ほぼ全企業にとって、コスト増となり、利益を低減させて、
キャッシュフローを悪化させる。

コロナ融資の返済が始まった企業が、返済原資の確保に
四苦八苦することは想像に難くない。

それは未上場企業に限らず、上場企業も同様である。


それでは、例年より遅くなりましたが、
上場企業の財務優良・悪化企業のランキングを明示した
「アラーム分析ランキング」をお楽しみください。



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【2】 アラーム分析ランキング -2021年3月~2022年2月-
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【アラーム分析ランキング】
例年通り、有価証券報告書に記載された財務諸表を
アラーム管理システムにて分析した結果をお送りします。



<アラーム管理システムとは>
2期分以上の財務諸表(BS、PL、脚注)から、企業を100点満点で評価。
40点以下を「資金繰りの破綻リスクが高い」と評価する。
詳細については、下記URLをご参照ください。


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<アラーム管理システムとは>
https://alox.jp/sevices/alarm/

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【下位49社と100点企業】
<下位49社>
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<100点満点企業>
2022jyoui.jpg

下位49社と100点企業の全データは下記URLをご参照ください。
https://alox.jp/dcms_media/other/221122ranking.pdf




【データについて】
<データ件数>    3519社

<データ作成方法>
EDINETから入手した財務情報をアラーム管理システムにて分析して作成

<データ抽出条件>
(1)最新決算年月が2021年3月から2022年2月までのデータ
(2)連続した決算書は3期分以上
(3)連結と単独の決算が両方ある場合は、連結を優先
(4)アラームの分析対象外業種(銀行、生損保、証券)は除く

※ 毎年の掲載企業数が違うのは、同率ランクの企業数等の影響で、
キリの良い数字の抽出が難しいためです。
今年は、キリの良い数字ではありませんが、55社とさせて頂きました。



【評点分布の推移】
2022年配信 40点以下:331社 100点:10社
2021年配信 40点以下:275社 100点:10社
2020年配信 40点以下:216社 100点:17社
2019年配信 40点以下:180社 100点:12社
2018年配信 40点以下:184社 100点:10社
2017年配信 40点以下:177社 100点:11社
2016年配信 40点以下:169社 100点:8社


昨年の配信時に比べると、40点以下の企業は56社増加した。

【下位49社の傾向】
49社中、25社は赤字が常態化※している。
49社中、25社はコロナが直撃している業界
(小売り、ホテル、旅行、エンターテインメント)である。
49社中、17社が昨年もランクインしていた。

また、税制上のメリットを得るために、資本金を1億円以下に減資する企業もあった。


3期連続赤字の会社を「赤字の常態化」と定義。




【総括】
コロナの負の影響から回復基調にあった企業は、
エネルギーや原材料の高騰により、再び苦境に直面している。

円安は、インバウンドの回復という観点では好影響かもしれないが、
コロナ前のように、多くの外国人が日本を訪れるようになるには、時間がかかる。

少なくとも、日本人がマスクを外したコロナ前の生活習慣に戻ることが
先にあるべきで、それ以降にはじめて、インバウンドの需要が伸び、
さらに日本人の海外渡航も増える、と考えるのが自然だろう。

となると、今しばらく、コロナ直撃企業の業績は“保守的”に考えざるを得ない。




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【3】 FIFAワールドカップカタール2022
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FIFAワールドカップがカタールで開幕した。
もちろん、日本代表を応援し、活躍も期待したいが、
それ以上に私は“世界のクラック”によるスーパープレイを楽しみたい。

そして、「想定外のジャイアントキリング」や「ロスタイムの逆転劇」などの
スポーツならではのドラマが起こってほしいという願望がある。
(アルゼンチンを破ったサウジアラビア、ドイツとスペインを破った日本は、
正にジャイアントキリングでした!)


一方で、「各国の諸事情」、「伝統芸」、「強烈な個性をもった選手」の情報を
踏まえることにより、より深く!?ワールドカップが楽しむことができると思っています。


「伝統芸」
ヨーロッパやアフリカの国において、選手間もしくは選手と監督間の不協和音。
→この結果、強豪国にも関わらず、その実力を発揮できずに敗退。
フランス、オランダ、スペインに起こりがち。


「各国の諸事情」
グループリーグ突破や優勝した場合の報奨金が途方もない金額やスーパーカー、
さらには兵役の免除があったりする。
→超豪華なニンジンが目の前にぶら下がっており、選手のモチベーションが
向上し、ジャイアントキリングの一因となることも多々あり。


「強烈な個性をもった選手」
以前ほど、個性の際立った選手はいないが、
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドがワールドカップ前に
自らが所属するクラブ(マンチェスターユナイテッド)や監督を
ボロカスに批判し、代表チームに合流した。
その後、双方合意!?により契約解除と発表された。


とにもかくにも、4年に1回のサッカーの祭典を思う存分に楽しみたい。





倒産・粉飾ウォッチャー 塙 大輔



怪我で欠場となってしまった、マネとベンゼマは見たかった。。。



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