環境が変化しても永く続く会社~⑤「最高の職場-Great place to work」 | 中小企業経営者の知恵袋

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Great place to work(グレート・プレース・トゥー・ワーク)といえば、最高の職場がどこであるか、ランキングするサイトとしても有名です。

https://www.greatplacetowork.com/

 

米国では、毎年、フォーチュン紙でも、確認することができます。

 

(5)「最高の職場-Great place to work」

 

では、「最高の職場-Great place to work」の創業者であるレヴェリング自身は、どのような会社が理想的な企業と考えたのでしょうか?

 

レヴェリングによれば、次のような要素を持っている会社が、理想的な企業のイメージだと考えたようです。

①  従業員がチームの、あるいは、場合によっては、家族の一員だと感じていること

②自由なコミュニケーションが奨励され、従業員に企業が直面している新たな事態が知らされ、提案や苦情の提出が歓迎されていること

③昇進の機会があること。外部の人を雇う前に、社内で人材を募集していること

④品質を重視し、従業員が自社の製品またはサービスに誇りを持てるようにしていること

⑤利益分配制度もしくは持株制度、またはその両方によって、従業員が自社の利益を共有できるようにしていること

⑥経営トップと新入社員の格差を縮め、全員がファーストネームで呼び合い、役員専用の食堂など上級管理職だけの特典を設けていないこと

⑦できるだけ快適な職場環境を作り出すことに注意と資金を注ぎ、優れた建築家を雇っていること

⑧従業員が参加している団体への寄付を通して、従業員が積極的に地域活動に参加するのを奨励していること

⑨貯蓄額に見合う奨励金を出して、従業員の貯蓄を援助していること。

⑩まず社の内外の職場への転換を検討せずにレイオフが行わない

⑪従業員の健康に気を配り、フィジカル・フィットネス・センターや、定期的な運動や医療プログラムを設けていること

⑫社内教育プログラムや社外研修コースの授業料払い戻しを通して、従業員の技能を伸ばしていること。

 

創業者であるレヴェリングが考える理想の会社では、「連帯感」、「信頼」、「自由」、「誇り」の他、「開かれている(オープン)」「利益分配制度もしくは持株制度により自社の利益を共有」、「福利厚生の充実」などがキーワードになっています。